と思い込み、うつ病や、社会恐怖、ひきこもりになったりするケースが見られる。
自分に自信がないため、1日何回も自撮りをして、SNSにあげるのも、特徴的な症状の1つだ。
また、BDDを持つ人のうち40%は摂食障害も患っていると言われている。
この病気は最悪の場合、「自殺」をも引き起こす。
そんな深刻な問題にもかかわらず、実はこの障害が認識されてからの歴史は浅く、2013年に初めて、強迫性障害のひとつとして認められた。
いまだに、社会的理解が低い「現代病」だ。
自らの病気をビジュアル・アート化した2人の芸術家
BDDに苦しむアーティスト2人が、自らの体験を芸術という形で表現することで病に立ち向かった。
1人目「Liz Atkin」
(Photo by LizAtkin)
ロンドンで活動しているLiz Atkinは8歳の時からBDDに苦しんでいる。
彼女のケースは、皮膚むしり病。
主に幼少期の家庭問題などが原因だと医者は判断する。
ダンスの専攻で大学院に行った時に、自分の障害をパフォーマンスに使えないかと思いついたのがきっかけで、彼女は自分の写真を撮り始めた。