牛乳、糊、髪の毛や絵の具など身近なものはなんでも使い、自身の症状を表現する。
芸術活動を始めて、病気との付き合い方が変わり、人生も変わったそうだ。
2人目「De Vries」
(Photo by Vice)
ミュージシャンであるDe VriesはBDDが長年キャリアの壁となっていた。
自分があまりにも醜いと思うあまり、レコーディングのためにスタジオに行くのが難しかったのだ。
しかし、ある日自分の病気からアートを生み出すことが出来ないかと思いつき、
『Exposure—The Broken Reality Tunnel』というショート・フィルムを作った。
イギリス北部のマンチェスターの街を「彼女の視点から見た彼女」の特殊メイクをして歩き回り、人々の反応を録画するという内容だ。
彼女には自分の顔面左側が腫れ上がって見えている。
今まで一番恐怖だった、人の目に自らをさらけ出すということに加え、その後メイクをとることで、初めて自分が綺麗だと思えたそうだ。
ショート・フィルムの予告編がこちら。