そのため、「刺青をしている人=闇の世界」という関連性が生まれたのだ。
江戸時代の囚人たちの中には、刺青が入っているということを恐喝などに利用していた者もいたという。
これは後のヤクザの刺青のあり方に繋がっているのかもしれない。
ヤクザは全身の和彫りがトレード・マーク。
これは一般人に対する威嚇の意味や、団体に対する忠誠心の意味があると言われている。
(Photo by Ratta Tattoo)
そんな歴史的背景を考えれば、罪人やヤクザを思い起こさせる刺青に対して日本人がネガティブな印象を持つのは想像できる。
日本の伝統刺青=「生き方」
(Photo by Tumblr)
世界中の刺青好きの中で伝説的な彫り師として知られている、参代目彫りよし氏が日本の伝統的な刺青について語っている動画が存在する。
※動画が見られない方はこちら
『神聖なる刺青の芸術』
彫りよし氏は、刺青の魅力は「芸術と精神」の両面を兼ね備えているところだと話す。
精神とは、男らしさであったり、遠回りしをながらも学ぶ余分な知識であったり、そういったところにあるという。