と言う。
かつてジャニスが参加していたサイケデリック・ロック・バンド「ビッグ・ブラザー&ザ・ホールディング・カンパニー」のメンバーは、「彼女から学んだ教訓は自分に素直になることの大切さと自分を偽ったときの代償だ。コズミック・ブルース・バンド(ジャニスが一時加入していたバンド)では自分がなりたいような自分でなく、みんなの求めるジャニス・ジョプリンを演じるようになった。さぞかしつらかっただろう」と語っている。
(Photo by hollyの音楽室)
誰よりもステージに立って歌うことを愛し、誰よりも自分らしさ追求した彼女の歌は、彼女の生きた時代の雰囲気を伝えるだけではなく本当の意味で人々を魅了するのだ。
ジャニス・ジョプリンのドキュメンタリー映画が現在公開されている。
コンサートやテレビ映像だけではなく、スタジオでのバンドとの一面やジャニスが家族や恋人に宛てた手紙の数々、彼女を知る人々へのインタビューで彼女の人生を目の当たりにできる盛りだくさんの映画だ。
ビッグスターだったジャニスの「等身大」の姿を探りに、ぜひ劇場へ足を運んでほしい。
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<作品情報>
【監督】エイミー・バーグ『フロム・イーブル~バチカンを震撼させた悪魔の神父~』
【製作】アレックス・ギブニー『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』
【ナレーション】キャット・パワー
【出演】サム・アンドリュー、ピーター・アルビン、デヴィッド・ゲッツ(以上、ビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニー)