そこから毎日、倉庫から1個だけ持ち帰れる物を頼りにペトリは通常の生活を続けようと試行錯誤する。
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果たして、1年が終わった時にペトリが気づいたこととは?
1番大切な物とはなんだったのか?
この答えはネタばらししたくないので、ここでは書くのを避けておく。
ペトリの映画『365日のシンプルライフ』はとても個人的なことに焦点を当てていた。
しかし、「私たちが本当に必要な物は何か」という疑問はとても普遍的である。
Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)
(Photo by ROOMED)
1970年代半ばから1990年初頭のバブル崩壊まで、高度成長期の中、日本の人々は派手に消費し、消費こそがステータスであり、幸せであると思っている人も少なくなかったのかもしれない。
しかし、ミレニアルズ(2000年代以降に成人もしくは社会人になる世代)はそれに比べ、消費の仕方に対して保守的であると指摘されている。
静岡産業大学の葉口教授によると、不景気が当たり前の世界で生まれ育ったミレニアルズは、車やブランド品などによってステータスを誇示するような消費の仕方には魅力を感じないそうだ。