【ビジネス書には載ってない】上手な「反抗」の仕方。
しかし、この状況に警告を鳴らした男がいると伝えるのはアメリカの大衆紙ワシントンポストだ。
同誌によると、サンフランシスコで家を見つけることができなかった一人の男が、家がないなら今ある家の中に新たに家を作らせてもらえないかと考えた。
そして、なんと友達の家に小さな家を作らせてもらい、そこに住めるように交渉をしたという。
小さな家といっても内装は完璧。
居心地のよさそうなソファーに折り畳み式のデスクまである。
家賃はお手頃価格の400ドル(約4万円)。
彼はこの住宅についてこう語る。
「ここに住むことは、決して絶望の始まりでもないし、希望の始まりでもない。
この住宅は、ごくごく普通の創造的な解決策だ。そして、それと同時にこれは貧困ではないし、貧困を解決することでもないんだよ」
彼のこの言葉には、この住宅に住んだからと言ってとりわけ違う生活を送るのではなく、仕事をし、家に帰るという今まで通りのモチベーションを保つべきだという想いが感じられる。
この言葉が多くのメディアを通じて人々に伝わり、サンフランシスコの住宅事情を考えるきっかけになったようだ。