くらし情報『「優先席=気まずいゾーン」。約60%の現代人が「電車で席を譲らない」と答えた理由』

2016年12月6日 02:39

「優先席=気まずいゾーン」。約60%の現代人が「電車で席を譲らない」と答えた理由

として、1999年から8年ほどあえて優先席を設けない時期があった。しかしお年寄りから「席を譲ってもらえない」と抗議がありやむなく廃止。その後、横浜市営地下鉄でも同じ取り組みを開始したが、かえって席を譲りにくくなるという人が増え、こちらも廃止された。どうやら各個人に席を「優先させる」意思を任せる行為は、日本では機能しないようだ。

「優先席」のない「優しい」社会を

実はこの日本人の「席を譲らない」とう行為は、外国人から見ると大変困惑するそうだ。どこに行っても親切だと思われている日本人が、お年寄りには冷たく「思いやりがない」という悪い印象を持つ人も多いという。(参照元:MADAME RIRI)しかし、日本人が席を譲らないのは私たちのコミュニケーションの取り方にあるのかもしれない。
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日本では昔、村単位の狭いコミュニティが確立されており、その中で対立してしまうと、家族が村八分にされてしまうこともありえない話ではなかった。
そのため、本音とは違ったことでも賛成するなど、「建前」を大切にした振る舞いをしていて、それが今でも残っているのだ。しかしそれに比べ、アメリカやヨーロッパ諸国をはじめとする国々では、はっきりと本音を言わないことは「何を考えているか分からない」

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