「優先席=気まずいゾーン」。約60%の現代人が「電車で席を譲らない」と答えた理由
とされ、逆に距離を置かれてしまうという。(参照元:COURRiER)何事もストレートに伝える海外のコミュニケーションの仕方に対し、日本人は「本音」と「建前」で相手と向き合う。相手のことを考え、気持ちを汲みながら相手との距離を測るのだ。日本人が席を譲らない理由は相手の体力を気遣う以上に、相手のプライドや社会的地位を傷つけないようにと考えているからかもしれない。それは相手を想う「優しさ」でもあるだろう。しかし、親切なことをするのにも「建て前」について配慮しなければならないとは、少し窮屈ではないだろうか。親切を受ける側も、する側も、一度「思いやり」と「尊敬」を別々にして考え、親切心をそのままストレートに受け取ることができたら、きっと日本からも「いい意味で」優先席がなくなるはずだ。—————Text by ASUKA YOSHIDAーBe inspired!