「ダサいセーターでチャリティを」。クリスマスの過ごし方で問われる先進国の品格。
日本でいう「クリスマス」は、目一杯オシャレをして恋人や家族、友人たちとロマンチックな1日を過ごす日ではないだろうか。一方、イギリスではロマンチックの「ロ」の字もかすらないほど、ダサい格好でクリスマスを迎えているという。その深い理由とは?

(Photo by Ramsey Mohsen)
ふざけてないです。チャリティですもの。
イギリスで、クリスマスの日にあえて「ダサいセーター」を着て、職場や学校に行き、クリスマスを祝う理由。それは、貧しい子どもたちのために寄付を募ることができるから。そんな誰もが参加できるキャンペーンを実現したのは、イギリスのNGO「セーブ・ザ・チルドレン」。彼らは4年前から『Christmas Jumper Day』という「ダサいセーター」を着るだけで、貧しい子どもたちを救うことができるキャンペーンを仕掛けた。

(Photo by Frontierofficial)

(Photo by Raj Panjwani)
このキャンペーンの始まりのキッカケは、2001年の大ヒット映画『ブリジット・ジョーンズの日記』で主演俳優のコリン・ファースが赤鼻トナカイ柄のダサいセーターを着て人々をドン引きさせたシーン。