包装の概念を覆す。ベルリンのスーパーから始まる「MY空き瓶ムーブメント」
野菜や果物が綺麗に包装・陳列され、衛生面から見ても完璧な日本のスーパーやコンビニ。だが海外のスーパーと比較してみると、こちらは日本のように綺麗に包装された商品を見かけることはなく、むしろいかに日本が過剰包装しているのかに気づかされることがある。お菓子ひとつをとっても、小さなチョコレートが金紙に包まれ、その上に箱で包装、そのまた上にプラスチックで包装されているのを見ると、「インフラ整備の整った清潔な国日本で、そこまでしなくても良いのでは…」といった疑問が頭に浮かぶ。いきすぎた包装は以前から問題視され、マイバッグ運動でエコバッグが流行ったが、一過性のトレンドとして終わってしまった。環境への取り組みが進んでいる欧米と日本を比較してみると、「日本の過剰包装の酷い現状」が浮き彫りになってきた。
世界で起こる「パッケージをしない」ムーブメント。
「袋いらないです」ガムやタバコ、缶コーヒー。コンビニやスーパーで手持ちでOKな時に使うこの台詞。
そんなレジ袋の拒否する言葉さえ欧米では消えようとしている。フランスでは、2016年7月に使い捨てのプラスチック製のレジ袋の使用を禁止。今後は生鮮食品包装用の袋にも適用されるという。