タトゥーに対して“理不尽な偏見”が根付く日本で、若者3人に「それでもタトゥーを入れる理由」を聞いた。
でも働き始めた頃はタトゥーに対してどう思われるか確信がなかったので、どんなに暑くても長袖を着て過ごしていました。私の会社は海外のクライアントがメインだったり、海外に住んでいたという同僚が多く、更に他にもタトゥーを入れている先輩がいるようなリベラルな空気のオフィスです。なので今は積極的に見せることはありませんが、タトゥーを隠す必要性は感じていませんし、みんなは私が働き始めた頃から明らかに暑い時でも長袖を着ていたため気づいていたそうです(笑)ーそれでもどうしてタトゥーに対してネガティブな印象を持つ人がいるんだと思いますか?ネガティブな意見として1番聞くのは、ヤクザや昔の罪人のシンボルだから、というのが多く、日本で持たれてきた昔のイメージが上書きされないまま、根拠のない偏見として残ってしまっているのだと思います。今の時代で「ヤクザ=刺青」が入っているとステレオタイプに縛られていることにもっと危機感を持つべきだと思います。タトゥーがタブーとされているのは日本だけではないですし、日本の常識を他国の常識に合わせる必要もないのかもしれないですが、自分と違った文化やバックグラウンドを持つ人々と出会うなか、違う価値観を持つ人に対して、理解しようとせずに攻撃する態度をとることは自分の視野を広げる機会を失うことになってしまうと思います。