44杯目:「公共の場で女性がお茶をすることが許されない国」で始まった女性たちの”セルフィー抵抗運動”。#girlsatdhabas |「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会
は、公共の場であるにも関わらず、男性優位のコミュニティ空間という見方がされているため、女性やマイノリティの人々はDhabaでのんびりとお茶することができない。しかし今、この現状に立ち向かっている活動がある。パキスタンのカラチから始まった#girlsatdhabasは、女性、フェミニスト、アクティビストを中心としたコミュニティであり、伝統的に女性やセクシャルマイノリティが自由に利用すべきではないと考えられている男性優位なコミュニティの空間においての差別をなくすことを訴えている。#dhabasforwoman というハッシュタグを用いて世界中に男女差別の現状と男女における制限の差をなくす働きかけを行っているのだ。周囲の目を気にすることなくDhabaでお茶したり、歩道をぶらぶらする様子をあえてハッシュタグを通してSNS上で他の女性たちとシェアしている。 さらに、この活動以外にも男性と同じように外でレジャーを楽しもうと#girlsonbikesというハッシュタグが広められている。これは女性が足を開くことがタブーと考えられているカラチでは自転車に乗る女性がほとんどいない事実に大して始まった活動だ。