くらし情報『「悩みなさそう、の一言が辛かった」。精神病と闘った日本人3人に聞いた、周囲に対するリアルな本音。』

2017年10月9日 10:22

「悩みなさそう、の一言が辛かった」。精神病と闘った日本人3人に聞いた、周囲に対するリアルな本音。

実際に、今回インタビューに応じてくれた3人は周りの人に本音をなかなか言い出せなかったことや、打ち明けても理解のない言動を受け取ったことなどを語っている。彼らが日々の生活で接している、家族や友達、職場の身近な人々から否定的な言動を示されたら、それはますます彼らを追い込むことになる。自分で感情をコントロールすることが苦手だったり、ストレスに打ち勝てない人は弱い人間なのだろうか。ネガティブな感情と向き合い、それを乗り越えようとする彼らは本当は強い人間かもしれない。理解し寄り添う態度こそが、彼らのような人々が精神的健康を取り戻すのに大切なのではないだろうか。落ち込んでいる人に対して否定したり突き放すような言動をしてしまった経験はあなたにもあるかもしれない。でも自分がもし彼らのような状況に陥った場合にどうしてほしいと思うだろうかと考えてみてほしい。それが身近な人々からのサポートが重要なものであるという意識を高めることに繋がっていく。
自分の周りに少しでも落ち込んでいたりストレスや悩みを抱えている人がいたら声をかける、という一人ひとりの行動がオープンな環境を作るのだ。

Text by Shizuka KimuraーBe inspired! 
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