くらし情報『「女に甘い男=フェミニスト」なんて時代遅れ。“男”も“お金”も大きく動く欧米フェミニズムの現状。』

「女に甘い男=フェミニスト」なんて時代遅れ。“男”も“お金”も大きく動く欧米フェミニズムの現状。

1890年代に生まれたこの言葉は、当初はもっぱら女性の参政権獲得運動を指すのに使われていた。20世紀初頭、欧米諸国で女性に参政権が与えられ、2つの世界大戦が起こる中、フェミニズムは一度は衰えを見せたものの、1960年代後半から1970年代初頭にかけ、今度は女性の家庭内や職場、教育現場での平等を訴え再び盛り上がりを見せた。1980年代、90年代には、中級階級白人女性主導であった第二波フェミニズムのインターセクショナリティー(例えば、たとえ同じ女性であっても、上流階級の異性愛者である白人女性と、労働者階級で同性愛者である有色人種女性の面する性差別は異なるものであると認識すること)の欠落を指摘し、人種や階級、宗教やセクシャリティーを問わずに女性が平等な権利を与えられるように求める動きが始まった。そしてここ数年でまた、フェミニズムを取り巻く環境は大きく変わった。世界一広告費が高いとされるスーパーボウルのコマーシャル中、世界最大の消費財メーカーであるP&Gが生理用品ブランドAlwaysの#LikeAGirlと題されたエンパワメント広告を放送したのを封切りに、今ではフェミニスト的メッセージを用いたマーケティング手法であるフェムバータイジング(Femvertising)

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