「イギリス人として軍事訓練をした」。日本人が受け入れられない学校で“人種差別の残酷さ”を知った女性|イギリスで“日本人”として生きることとは。
、本来、イングランド、スコットランド、ウェールズそして北アイルランドという4つの異なる国によって構成される連合国なのです。 互いに何度も侵攻を繰り返してきた4つの国が、UKという一つの国として成り立つためには、CCFやOTCといった軍事訓練で愛国心を鼓舞させることが欠かせないのでしょう。
多様的なロンドンでイギリスのもう一つの顔を知った
Café OtoやBrilliant Corners、Pacific Social ClubにMamachari Clubなどの日系の店々で日本の文化がハックニーの人々に愛されている姿を見て、日本と日本人としての自分のアイデンティティがやっと受け入れられた気がして、ボーディングスクールでは知ることのなかったイギリスの新たな一面を知り、やっとイギリスという国が好きになってきた矢先のことでした。この投票で、週末気軽にパリに遊びに行くことや、東地中海上に位置するキプロス島でホリデーを過ごすこと、ベルリンにアーティストとして移住することや、クロアチアのフェスティバルに行くことなど、ロンドンの友人たちが当たり前のように行使していたそれらの権利を享受することができるのは、イギリスの極一部の地理的にも経済的にも恵まれた人間だけであったことを知りました。