16店目:「日本人の魚の食べ方には偏りがある」。食べても地球を傷つけない、千歳烏山のサステナブルシーフードレストラン、BLUE。| フーディーなBi編集部オススメ『TOKYO GOOD FOOD』
養殖魚のほうでは、養殖場を建設する際に自然環境が壊されることや、設備が整っていないと、養殖場から魚が逃げ出して周辺の生態系を壊したり、病害虫を外に広げてしまうこともあります。そういった問題がおきないように、きちんと配慮し管理しているものに対して、認証が与えられます。こうした認証ラベル、実は世界的に乱立していて、中には認証条件がゆるいものもあります。そんななかで、GSSI(グローバルサステナブルシーフードイニシアチブ)という機関が正しい認証マークを選ぶ活動をしていて、MSCとASCもこのGSSIに選ばれています。また、昨年のリオデジャネイロオリンピックでは、選手村等で提供するシーフードはほとんどMSCかASCの認証がついているものとされていました。
ーお店を通して、どんな風に社会を変えたいと思っていますか?
日本人の舌の感覚って、シーフードに対してレベルが高いと思うんです。一方でオーガニックやエコを謳っているものは、高いとか、美味しくなくても仕方がないという認識も少なからずあるような気がしています。そんな固定観念を崩したいので、とにかくまずは「おいしい」と思ってもらいたいですね。
海外ではNGOの力が強いので、マイナスのプロモーションというか、「やらなきゃやらなきゃ」