「動物の権利よりも、人権に関心がある」。米研究者に聞いた、これからの動物と人間の“フェアな関係”
①Replacement(リプレイスメント)=動物を使用しない実験方法への代替②Reduction(リダクション)=実験動物数の削減③Refinement (リファインメント)=実験方法の改良により実験動物の苦痛の軽減
(参照元:JAVA)
ここで①の「リプレイスメント」にあたるのが、リードでも登場した、動物実験に代わる実験方法「代替法」だ。そんな動物実験に頼らない研究開発支援や動物実験の廃止に向けた活動を推進することを目的とした世界最大の基金「Lush Prize(ラッシュプライズ)」が英国生まれのコスメティックブランド「LUSH(ラッシュ)」によって毎年ロンドンで開催されており、Be inspired!はその授賞式に参加し、①のリプレイスメントについて詳しく聞いた。
今年の応募は過去最高の38カ国からあり、そのうち11カ国、18プロジェクトが受賞。応募数が年々増えていることを見ると、世界の興味関心が高まっていることが言える。
「若手研究者部門アジア」を受賞した高崎健康福祉大学の小山 智志氏
2012年に開始し、6回目を迎えたLush Prizeは、動物実験に終止符を打つ活動を行う活動家や科学者を支援することを目指しており、これまでに科学者や活動家に約2億5,000万円(180万ポンド)