#001 「正しいことをしているという確信」。選択肢がありすぎる現代でも道に迷わない観察者、ヴェルマ・ロッサ|ノマド・ライター マキが届ける『ナイロビ、クリエイティブ起業家の肖像』
米国VOGUEにも取り上げられるなど、今や欧米を中心に世界的に注目されています。ヴェルマ個人のInstagramのフォロワーは、約3万人。ナイロビ拠点のクリエイターとしては、無視できない存在になりました。独自スタイルが注目されてモデルとして被写体になることも多いヴェルマですが、決してセレブリティになることはなく、謙虚に自分の人生に向き合っています。そして、未だマスメディアからは(多くの場合ネガティブに)断片的な情報しか発信されていないアフリカの、ポジティブなストーリーを発信したいと使命を持って活動しています。今回はそんなヴェルマのあり方と、その生き方に結びつくに至った考えやエピソードを通じて、ある一人の「クリエイティブ起業家の肖像」に迫りたいと思います。
「わたしはキュレーター、地球の花、観察者、そしてスポンジ!」。ヴェルマ・ロッサって何者?
マキ:そうだね。
最初に聞きたいのは、ずばり、ヴェルマ・ロッサは何者なんだろう。ヴェルマ:わたしは、キュレーター。わたしは、地球の花!マキ:(笑)ロッサ(ローズ)は、花の名前だしね。ヴェルマ:ミドルネームはローズだけど、「地球の花」というのは、もうちょっと比喩的な意味。