#015 “ポップアップストアの限界点”を感じた男が、販売を目的にしない「フラットなリアル店舗」を作る理由 | ALL YOURS木村のLIFE-SPECの作り方
オンラインオンリーで始めても、結局リアルの重要性を直視させられます。やはり初期段階では知名度をあげなくちゃいけないから、お客さんとの接点を作っていくことが一番重要。それを実現するための機会が「POP UP STORE」なのです。
3年近く、POP UP STOREを繰り返した。ほぼ毎週のように、各地を転々と動き回った。売れないバンドのように、スタッフと機材を積み込んで。そこで出会った人たちは、かけがえのない友人たちだ。出会いがきっかけで意外なプロジェクトに繋がったりもしている。
そんな人たちが今の僕らを支えてくれていると言っても過言ではない。場数を踏んだことでイベントにも慣れて、ほぼどんな立地条件でも対応できる底力がついたし、それなりにローカルの特徴を知ることもできた。ただ、POP UP STOREの限界点も同時に感じた。
「お店は誰のもの?」を考えるお店。
リアル店舗の最も重要なことは販売じゃない。それはブランドを表現する一部分に過ぎないのだ。そのブランドの姿勢を発揮し、そこで行われる全てのサービスがブランドらしさを表現するもの。ブランドとのコミュニケーションを重視した場を作りたいと思っています。