#004 国や人種、宗教は関係なく「一人ひとりは個人でしかない」。マイカ ルブテが考える“本当の多様性”| #すべてをつくる 都市型フェス『M/ALL』への道
過度なカテゴライズが分断をもたらし、個人が埋没していくこの社会で他者と共に生き、価値観の相違や多様性を認め合うために。そしてこんな時代にも、音楽は私たちのすぐ側で「一緒に聴こう」「一緒に踊ろう」と呼びかけ続けている。心を閉ざしていた学生時代のマイカさんが音楽室で救われたように、音楽が私たち人間に与える影響は計り知れない。言葉を介して、そして音楽を介して、私たちは一度断絶を感じた他者とも再びわかり合い、共に喜びを感じることができるのだ。「ただずっとそこに溺れていたい」と語る彼女の言葉にも、音楽への愛が溢れていた。
人間死ぬから、最後は。みんなで生きてるということを引き受けて、なるべくハッピーな時間が多い方がいい。私は、自分が感動した音楽をそのまま人に渡せたらハッピーです。
マイカ ルブテ
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