くらし情報『#004 「アフリカンファッション=カラフル」は時代遅れ。ケニアの若者が“白黒”のアパレルブランドを始めた理由|ノマド・ライター マキが届ける『ナイロビ、クリエイティブ起業家の肖像』』

#004 「アフリカンファッション=カラフル」は時代遅れ。ケニアの若者が“白黒”のアパレルブランドを始めた理由|ノマド・ライター マキが届ける『ナイロビ、クリエイティブ起業家の肖像』

クリス:個々のビジネスが育っていくだけでなくて、産業を作って行く必要がある。さっきコラボレーションという話をしたけど、クリエイティブ業界にいるみんなが協力しあって、もっと団結して、世界にアピールできるようなものを作りあげていかなくてはならない。

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マキ:いままでは残念ながら限られていたけれど、特に欧米の文化的な領域においてアフリカのプレゼンスは少しずつ高まってきていると、個人的には思っている。賛否両論あると思うけど、一度も植民化されずにテクノロジー先進国として発展した仮想のアフリカの国ワカンダを舞台にしたスーパーヒーロー映画で、全世界で記録的なヒットを起こした『ブラックパンサー』についてはどう思う?BONGOSAWAのムーブメントにとって追い風になるのかな。クリス:ブラックパンサーは、個人的には、必ずしも、最高に優れた表現方法だったとは思っていないけど、アフリカをテーマにして、もしくはアフリカにインスピレーションを受けた映画として、一つの大きな通過点だといえると思う。黒人プロデューサーやライター含め様々な人々が協力しあって、(アフリカ人が)待ち望んでいた、アフリカ人が主人公のアフリカが舞台になっている未来志向の物語を、世界中の観衆に対して伝えたという意味では、非常に勇気付けられるものだった。

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