いじめを誰にも相談できない人へ。ある高校とNetflixが提案する“インターネット時代の必修科目”
、同調圧力、自殺などがテーマのドラマ『13の理由』からいくつかのシーンを流し、日本での事情やアドバイスをパネリストが話すだけでなく、生徒からの質問やコメントに答えるという形式だった。扱われた内容は大きくわけて、①写真によるネットいじめ②集団における同調圧力によるいじめ③SOSの出し方・受け止め方の3つ。
スマイリーキクチ氏(左)葉一氏(右)
「①写真によるネットいじめ」で最も懸念されるのは、たとえアップロードした写真や動画を削除しても、ネット上に残ってしまうことだとパネリストの二人は指摘する。それは仲間外れにされるのを恐れて悪口を書き込んでしまうなどの「②集団における同調圧力によるいじめ」の問題と関連しており、書き込みをした記録が残ることから自分が書いたことに対して負う責任は大きい。「③SOSの出し方・受け止め方」については葉一氏が、「この人になら少し話してみてもいいかも」と思う人がいたらネット上の人であっても踏み込んで話してみたらいいのではないかと、いじめられていたことを誰にも相談できなかった過去を振り返りながら答えた。またスマイリーキクチ氏は解決策の選択肢は1つだけではなく「助けを求めてきた人が選べるように3つくらい提案するのがいいのではないか」