「合理性ばかり求めると国内から技術が消える」。ファッション業界に反抗するTシャツを作った23歳のスケーター
その事実を目の当たりにして感じた「このまま合理性ばかり求めていくと国内から技術が消えてしまう」という危機感について徹駿氏は、クラウドファンディングページにこう綴っている。
10年後、20年後、私たち若い世代が「自分たちが作りたいもの」を作り続けるために、今の日本のものづくりを守り続けないといけない。(*1)rebelには反抗という意味がある
パトロンとなった際に得られるリターンは「生きているTシャツ」や「工場見学ツアー参加券」だけではなく、「徹駿と一緒にスケートボードをする権利」や「徹駿と飲みに行く権利」といったユニークなものも選べる。もしかすると、どこからとなく感じられる彼のユーモアが支援する人を惹きつけているのかもしれない。それらをリターンに入れた理由について、インタビューでは以下のように答えている。
強いて言えば、他のプロジェクトのリターンなどで「講演会に呼ぶ権利」みたいなやつをよく見かけるのですが、自分はそんなことができるほど、ためになるいい話は何もできないし、人前で話すのとかは苦手で、でももし何かできることがあるとしたら、新しく何かを始めたいと思っている人や私の話をききたいなっていう人に対して、自分が一番熱くなれて、楽しくなれて、そして仲良くもなりやすい環境でお話ができるリターンを作ろうと思ったのが狙いです。