くらし情報『#006 ケニアとアフリカの食に革命を起こす26歳のパイオニア・シェフに聞いた“欧米を真似しない姿勢”|ノマド・ライター マキが届ける『ナイロビ、クリエイティブ起業家の肖像』』

#006 ケニアとアフリカの食に革命を起こす26歳のパイオニア・シェフに聞いた“欧米を真似しない姿勢”|ノマド・ライター マキが届ける『ナイロビ、クリエイティブ起業家の肖像』

モダンなアフリカ料理という新しいフィールドを切り開こうとする彼の、これまでの軌跡や価値観は、日本でも新しい挑戦をしたいと考える人にとってのインスピレーションになるのではないでしょうか。

シェフは天職。6歳のときにはすでに料理に惚れ込んでいた

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マキ:素敵だね。最初に出会ったシェフ以外にもロールモデルはいたのかな。レス:キャリアのいくつかのステップにおいて、ロールモデルがいたよ。シェフを真剣に志し始めてからいろんな師匠に出会ったけれど、その中でも特に僕にとって重要な人物は、当時ケニアでフェアモントホテルグループ(カナダに本社があるラグジュアリーホテルグループ)のレストランの総料理長を務めていたシェフ、カラン・スリ氏。マキ:ケニアの外食産業は、まだまだ成長期にあると思うけれど、著名なシェフたちも増えているのかな。レス:ケニアにも卓越したシェフたちはいる。
ただ、グローバルには知られていないというのが現状。つまり、グローバルレベルで、影響力がある「インフルエンサー」の域にはいない。

「単に欧米のやり方を追随することはしない」他のシェフとは違う道を

マキ:若くして料理長を務めるシェフという意味で、ナイロビにおけるレスの活躍はパイオニア的にも思えるけど、自分ではどう思っているの。

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