2011年2月28日 14:04
【アカデミー賞】作品賞は『英国王のスピーチ』で決着! 計4冠で賞レース制す
(Photo:cinemacafe.net)
熾烈な賞レースがついに決着!先ほど第83回アカデミー賞の大トリを飾る作品賞が発表され『英国王のスピーチ』が受賞した。最多の12部門にノミネートされていた本作は計4冠。ライバルと目された『ソーシャル・ネットワーク』は計3冠に輝いた。
かたや現代社会を象徴するようなコミュニケーション・ツールである「Facebook」の誕生の秘話に迫った作品、かたや第二次世界大戦前夜の英国王の姿に迫る作品ということで、時代背景も物語の構成も全く異なる2作が牽引した今年の賞レース。序盤は『ソーシャル・ネットワーク』が圧倒的な強さを見せつけ席巻したが、後半からジワジワと『英国王のスピーチ』が追い上げるという展開となった。
特にゴールデン・グローブ賞以降、米プロデューサー組合(PGA)賞、全米監督協会賞受賞に英国アカデミー賞と立て続けに『英国王のスピーチ』が総なめ。潮目は完全に『英国王のスピーチ』に移った。結局、アカデミー会員の層の支持を多く取り付けた『英国王のスピーチ』が、そのままの勢いでオスカー戴冠となった。
プレゼンターのスティーヴン・スピルバーグから、作品賞受賞は『英国王のスピーチ』と発表されると、スタッフ含むキャストら一同は抱き合い、同じ喜びを分かち合った。