2011年5月24日 19:38
エミリー・ブラント インタビュー 運命と意思――彼女が切り拓く人生は?
バレエに関して「ズブの素人もいいとこだった」という彼女はバレエ団でトレーニングを受けたのだが…。
「“セダー・レイク”っていう革新的なモダン・ダンスのバレエ団があって、ほんとに素晴らしい人たちなんだけど『自分たちのやってることを、たかが女優がごときに汚されたくない』っていうちゃんとしたバレエ団だから、踊りに対する愛情がハンパじゃないワケね。そういう人たちに鍛えられたんで、すごく助かったわ。そんなこととは露知らず、私たちは全部のシーンを撮ろうとしてたんですもんね。最初はホント、ひどかったけど、一日ごとに徐々に身についていく毎日というのは、すごくいい経験になったわ」。
この「寝ても覚めても、それこそ息を吸うのもバレエ」という生活を送る人々に囲まれての生活は、エリーズという女性の人物像をつかむのにも大きく役立ったという。そんな彼女が、デヴィッドと出会い、恋に落ちたことで生き方を激変させることに。
「2人の出会いがある前は、彼女にはバレエが全てで、そこが彼女の居場所だったのね。
エリーズは、あんなに人を近づける人間じゃなかったと思うの。ところが、デヴィッドという存在が現れて、そこまで魅かれていく自分に驚くのね。