2011年9月6日 20:32
大泉洋×松田龍平インタビュー 探偵と相棒、互いの存在は「妙に落ち着く」
(Photo:cinemacafe.net)
「ルパンと次元のようなコンビ」(プロデューサー談)とはよく言ったもの。レトロなバーを根城に、いまどき見かけない黒電話で依頼を受けるキザな“探偵”と、何を考えてるのかよく分からない“相棒”。見るからに正反対で、どこか憎めない2人の関係は大泉洋と松田龍平そのままである。最近、見かけなくなったのは黒電話だけではない。探偵という存在そのものが、日本のストーリーテリングで絶滅危惧種と言えるかもしれない。煙草をふかしてどこか気だるそうに事件を嗅ぎ回る探偵。そんな、男ゴコロをくすぐる古き良き時代の“かっこよさ”を『探偵はBARにいる』の探偵&相棒コンビは思い出させてくれるのだ。北の哀愁あふれる繁華街・ススキノを舞台にした、美しくも儚い“新”探偵物語を2人に改めてふり返ってもらった。
探偵のアドバイスに「好きにやらせてください」と相棒は拒否
子供の頃から探偵ドラマに親しんでいたという大泉さん。
「僕の世代はギリギリ、TVで実写の探偵ものを多くやっていて身近に感じていました」。
一方、松田さんが抱く“探偵”という職業のイメージは?
「状況によって正義にも悪にもなれる存在かな。