くらし情報『ウォンビン インタビュー 成熟した男の瞳で、新しい愛を魅せる』

2011年9月15日 16:23

ウォンビン インタビュー 成熟した男の瞳で、新しい愛を魅せる

彼のフィルモグラフィーを改めて紐解いてみると、意外なほど出演作が少ないことに驚かされる。映画は『ガン&トークス』、『ブラザーフッド』、『マイ・ブラザー』、『母なる証明』、そして本作『アジョシ』の5本。だが、そのすべてが秀作。そこから垣間見えるのは、丁寧な作品選びだ。1作1作、丁寧に作品を選びながら、記憶に残る確かな演技力で、ゆっくりと我が道を進んできた。スローペースながらもパワーのある俳優人生を送る彼が、つねに心に留めていたキーワードは“愛”だった。

「よく『母なる証明』と『アジョシ』はガラリと違う役柄ですね、と言われるんですが、僕自身はそれほど違いがあるとは思っていないんです。作品選びの基準は、しっかりとしたストーリー、シナリオ。
その中に“愛”というコード、“愛”というモチーフが入っているかどうかに、かなりの比重を置いています。作品のなかにどれほどの信実が込められているか、キャラクターが信実を伝えられるかということも僕にとっては大切な基準です。また、今回の『アジョシ』では、わずかでもいい、人はこれほど変身できるんだという可能性も見せたかったんです」。いわゆるダサいイメージとして使われる“アジョシ=おじさん”という言葉を、強くて格好いい男を象徴する言葉に変えてしまったことも、ウォンビンだからこそ成し得たこと。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.