くらし情報『『ウィンターズ・ボーン』D・グラニック監督「“闘う人間”の力の源を描きたかった」』

『ウィンターズ・ボーン』D・グラニック監督「“闘う人間”の力の源を描きたかった」

私は“ファイター=闘う人間”、何らかの正義に向かって闘う人たち、またその力がどこから来るのかというところに大きな魅力を感じるわけです。そのまま一気に本を読んで、製作のパートナーに『今夜中に読んでほしい』とお願いしたら、彼女もとても強い反応を覚えていて。すぐにこの映画を撮りたいということを打診しました」。

そこから、いままでのアメリカ映画では描かれていない場所を描きたいという思いが募り、すぐにミズーリ州に飛び、そこに実在する女性たちを始め、家や学校など徹底したリサーチを行ったという監督。何よりも「その場所で実際に見たものをどう感じるか」という事を大切にした。そして、それは主人公・リーを演じたジェニファー・ローレンスとの共同作業においてもブレなかった。
「自分が彼女に何かを伝えるよりも、実際に同じ場所で時間を過ごしてもらい、彼女自身が想像力を駆使して、理解して、どう感じたかということが一番大事だと思いました。だから、彼女はミズーリ州の隣のケンタッキー出身なのですが、故郷に帰っておいで、と。
美しい方言がある場所に戻ることを提案しました。そして、実際に物語が繰り広げられる場所に来て、いろんなことを学んでほしいということも伝えました。

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