くらし情報『『ウィンターズ・ボーン』D・グラニック監督「“闘う人間”の力の源を描きたかった」』

2011年10月21日 20:53

『ウィンターズ・ボーン』D・グラニック監督「“闘う人間”の力の源を描きたかった」

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)

鬱蒼とした森林が続く、アメリカ・ミズーリ州の山村を舞台に、家族を守るため厳しい環境の中で奮闘する一人の少女の“生”を力強く描き、本年度のオスカーに名を連ねた傑作『ウィンターズ・ボーン』。女性ならではの繊細さと力強さでもって、少女の現実を見事にとらえたデブラ・グラニック監督に話を聞いた。本作を通して彼女が描きたかったものとは?また、主演を見事に遂げたジェニファー・ローレンスに、彼女は何を託したのか?

便利なものに囲まれた現代日本での生活からはとても想像しがたい、17歳の少女・リーが置かれた苛酷すぎる生活環境と、それでも生き抜く彼女の不屈の魂が観る者に希望と共に衝撃を与える本作。原作となったD・ウッドレルの小説との衝撃の出会いを監督はこうふり返る。
「幸運にも私は本を読む機会をもらったのですが、3ページ目から引きこまれてしまいました。その物語がとても気に入って、『この少女(リー)がどうなってしまうんだろう』ということに興味をひかれました。どうしてこんなに力強いんだろう、と。どうして負けそうになったり、ギブアップしそうになりながらも頑張れるのだろうかという、彼女自身の魅力に惹かれたわけです。

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