くらし情報『『ウィンターズ・ボーン』D・グラニック監督「“闘う人間”の力の源を描きたかった」』

『ウィンターズ・ボーン』D・グラニック監督「“闘う人間”の力の源を描きたかった」

それは映画の環境においても同じで、17歳において(薬物中毒の)叔父や父親、母親ら大人たちを見たときに、そういう気持ちが生まれる。しかし、自分で問題が解決できないということも分からない年齢でもある。分からないことに対して立ち向かっていかなければならない、何かをやろうとする気持ちを考えると、本当に激しい体験をする時間だと思います」。

映画づくりを学んできた若き日々から、どの国の映画でも「人生を生きるために何が必要か。幸せを得るためには何をすればいいのかとか、そういう日常から来るもの」を描く映画に強い影響を受けてきたという監督。「普通の生活を描く」ということをテーマに掲げる彼女に、今後の映画づくりについて聞いてみた。
「1年ほど作業しているドキュメンタリーが一つあって、もう一つは脚本段階で、もうちょっと強くしたいという気持ちで作っているものがあります。あと、ボルティモアを舞台にした映画もあります。
元々は産業都市だったのですが、いまのアメリカにおいてはあまり魅力的でないと言われているような都市なんですけど、そういった場所においてもおもしろい物語があるということでそれを描いていきたい、自分が伝えていきたいと思っています」。

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