74歳・大林宣彦監督、手術を乗り越えての久々の新作完成に感慨!
と改めて命の重さ、人々の命によって受け継がれてきた歴史の重要性を訴えた。
松雪さんはそんな大林監督の現場にすっかり魅了されたよう。「自分の想像力なんて小さなものだと感じさせられました。監督が生み出す世界は常に新しく、みんなを引っ張ってくださいました」と充実した表情を見せた。高嶋さんは「台本を読んでイスからしばらく立ち上がれなかった」とその衝撃をふり返る。さらに「衣裳合わせのときからしびれました」と幸せそうに語った。
大林監督はこの高嶋さんの言葉に対し「僕もしびれましたよ」とニッコリ。監督によると、松雪さんと高嶋さんは、決して共演シーンは多くないが、映画の中の人物同様に手紙をやり取りしていたそうで「見事な役者やなと思いました。
ありがとう」と嬉しそうに明かした。
原田さんは劇中、長い髪を自らバッサリと切り落としている。実はこれは原田さん自身の提案によって実現したシーンだそうで「役者として、そういう瞬間を映画に残してもらえるのは幸せなことです」と語った。富司さんは、演じた役柄のモデルとなった方との交流をふり返り「長岡弁も直接アドバイスしていただき、楽しく素敵な時間を過ごすことができました」