「大林宣彦」について知りたいことや今話題の「大林宣彦」についての記事をチェック! (1/4)
元バレーボール選手でタレントの大林素子が20日、自身のインスタグラムを更新。【画像】大林素子、ダンプ松本との豪華2ショット!「リングを降りたら優しいダンプさん」舞台『バッキャロ』で共演した仲間たちと観劇したことを報告した。大林は「バッキャロ繋がりの大人組、ご観劇❤️」と綴り、俳優の金子昇、永井なおき、武智健二、レイちゃんとの集合写真を投稿。「少し写真切れてしまってごめんなさい、、サイズ、、」とユーモアを交えて謝罪しつつも、仲の良さが伝わる1枚となった。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 ファンからは、「素敵なショット!」「お疲れ様です」といったコメントが寄せられ、多くのいいねが集まった。
2025年03月21日元バレーボール日本代表の大林素子が20日、自身のインスタグラムを更新。【画像】大林素子、公演裏で“内職”に没頭!剛力彩芽の気遣いに感動女子プロレス界のレジェンド・ダンプ松本とのツーショットを披露した。大林は「全日本女子バレーではなく、全日本女子プロレス時代バージョンな懐かしの感じ」と、極悪女王のジャージ姿を公開。「勿論、極悪に勧誘されることもありませんでした・笑」と冗談めかしつつ、「リングを降りたら優しいダンプさんでした」と、ダンプ松本の素顔を明かした。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 この投稿には「懐かしいダンプさん、元気そうで何より」「素敵なツーショット!あの頃の女子プロはハマりました」といったコメントが寄せられ、当時を懐かしむ声が多く集まった。
2025年03月20日元バレーボール日本代表でタレントの大林素子が4日、自身のインスタグラムを更新。【画像】大林素子、河津桜の開花に感動「大好きなピンクに癒される」「今日もお稽古頑張ります」と意気込みを綴るとともに、人生観や夢に関する深いメッセージを投稿した。「憧れや夢の世界は広く高い。でも、殻を破り、タッグを組んだら違う景色に見えるもの。人生観、価値観を変えてくれる場所、もの、人は必ずある」と、前向きな言葉を発信した。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 この投稿には、多くのいいね!が寄せられた。
2025年03月04日元バレーボール日本代表の大林素子が17日、自身のインスタグラムを更新。【画像】「スタート!」大林素子、出演する舞台『女子大小路の名探偵』の稽古開始を報告春の訪れを告げる河津桜の写真を投稿した。「河津桜 段々咲いてきました」と綴り、ピンク色に染まり始めた桜の姿をシェア。「大好きなピンクに癒されます」と桜への愛を語りながら、春の訪れを楽しんでいる様子を伝えた。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいね!が寄せられており、春の訪れを感じたファンからの反応が期待される。
2025年02月17日元バレーボール日本代表でタレントの大林素子が15日、自身のインスタグラムを更新。【画像】「ハッピーバレンタイン!」大林素子、河津桜の開花を報告剛力彩芽主演で舞台化される秦建日子の小説作品の指導に入ったことを報告した。大林は「昨日から指導❤️」と短く綴り、舞台制作に関わる喜びを表現。具体的な内容には触れなかったものの、映画化もされた話題作の舞台版とあって、注目が集まっている。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいね!が寄せられ、今後の続報にも期待が高まる。
2025年02月15日元バレーボール選手でタレントの大林素子が14日、自身のインスタグラムを更新。【画像】「時が止まった」大林素子、静寂に包まれた竹富島オフショにファンも息をのむ!?バレンタインデーの挨拶とともに、春の訪れを感じさせる河津桜の開花を報告した。「ハッピーバレンタイン❤️ 皆様にとりまして素敵な一日になります様に」とメッセージを添え、「河津桜やっと咲きました」と嬉しそうにコメント。春の訪れを感じさせる投稿に、心温まる一枚となった。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねが寄せられている。
2025年02月14日元バレーボール日本代表の大林素子が8日、自身のインスタグラムを更新。【画像】大林素子、雪景色の鶴ヶ城で自撮り動画を公開!「撮影前のひととき」小平市のご当地ヒーロー「コダレンジャー」との共演ショットを公開した。投稿では、「コダレンジャーの日」と題し、「丸ポストレッドと私の技・モトコスペシャルで敵を追い返す事が出来ました」とコメント。小平市観光まちづくり大使として、街を守るべくヒーローと共闘する姿を披露した。最後には「みんな仲良しに!」と平和な締めくくりを報告し、ユーモラスな投稿となった。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねが寄せられている。
2025年02月08日元バレーボール日本代表の大林素子が8日、自身のインスタグラムを更新。【画像】大林素子、雪景色の鶴ヶ城で自撮り動画を公開!「撮影前のひととき」小平市のシンボルとも言える「丸ポスト」との2ショットを公開した。投稿では「ルネこだいら前の丸ポストは日本一よ!」と熱く語り、地元愛をアピール。さらに、「駅前のポエムさんは、美味しいコーヒーが飲めますっ」とおすすめのカフェも紹介。まもなく行われるご当地ヒーロー「コダレンジャー」とのトークショーにも触れ、イベントへの期待を膨らませた。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 ファンからは「素子さん可愛い!大好き!」「小平の散歩コースなので親近感」といったコメントが寄せられている。
2025年02月08日「藻類の研究開発で、人々と地球の未来に貢献する」をミッションとする株式会社アルガルバイオ(本社:千葉県柏市、代表取締役社長:木村 周、以下「当社」)は、大林組と日鉄興和不動産が連携し、品川インターシティ(東京都港区)を基点とした品川駅周辺エリアで、オフィスワーカーのウェルビーイング向上に向けてトライアル実施した「みんまちSHOP」に1月28日から29日まで参加いたしました。品川エリアのオフィスワーカーのみなさまに藻サプリメントMoneru(モネル)を使用していただき、摂取前後でアンケートにご回答いただくことで、Moneruのウェルビーイング向上の実証に取り組みました。品川駅周辺エリアのトライアルにアルガルバイオが参画藻サプリメントMoneru(モネル)は、東京大学発ベンチャー アルガルバイオの藻類博士が「良質な休息」に着目して開発した『藻』サプリメントです。多種多様な藻類の中から、カラダの休息に特化した新たなクロレラ株を選抜して配合しました。2023年3月よりクリニックを中心として販売し、様々な専門科の先生にもご愛好いただいています。2024年冬には、飲みやすさにこだわって新たにタブレットタイプの販売を開始いたしました。これまでに、商社や法律事務所の健康経営にMoneruを導入いただいたほか、フェムテックやトライアスロンのイベントでサンプリングを実施。2024年7月には柏の葉スマートシティで睡眠・業務パフォーマンス改善効果の実証( )に取り組みました。今後、さらに実証を重ね、企業単位のみならず、ビジネスエリア単位でのオフィスワーカーのウェルビーイング向上に役立ててまいりたいと考えています。品川インターシティで働くオフィスワーカーの方を中心にお試しいただきました。■藻サプリメントMoneru(モネル)についてMoneruは、東京大学発ベンチャー アルガルバイオの藻類博士が「良質な休息」に着目して開発した『藻』サプリメントです。多種多様な藻類の中から、カラダの休息に特化した新たなクロレラ株「クロレラAL-0015株」を選抜して配合しました。米国にて開催の「テックトレードショーCES2023」でFood&AgTech部門の「Innovation Awards」を受賞しています。商品名 : 藻サプリメントMoneru(モネル)タブレット (10日分)/(30日分)容量 : 10日分 7g(350mg×20粒)/30日分 21g(350mg×60粒)価格 : 10日分 税込1,944円(税抜1,800円)/30日分 税込4,860円(税抜4,500円)販売場所: 公式通販サイト「Moneru Store by アルガルバイオ」URL : ■使用方法1日2粒を目安に、お水か白湯でお飲みください。朝・昼・夜、時間を問わずお召し上がりいただけます。仕事や家事の合間、休息前のリラックス時間など、取り入れやすいタイミングでお召し上がりください。良質な休息は業務パフォーマンス向上へとつながります。■アルガルバイオ独自の微細藻類株「クロレラAL-0015株」Moneruに配合されている「クロレラAL-0015株」は、東京大学における20年以上の藻類研究を基盤技術とする当社が、数ある藻類株から【休息を妨げる原因】に着目してスクリーニングした独自のクロレラ株です。藻類は、約30億年前から地球上に生き続けており、地球上に約30万種存在すると言われています。当社は、この多様性に満ちた藻類を様々な産業に応用するために、100種1260株の独自の「藻類ライブラリー」を構築し、種や株ごとの培養データや、in vivo/in vitroでの試験結果を蓄積しています。「クロレラAL-0015株」はそのライブラリーからスクリーニングを重ねて見出したアルガルバイオ独自の藻類株です。クロレラAL-0015株■アルガルバイオについて「藻類の研究開発で、人々と地球の未来に貢献する」をミッションに掲げ、藻類の可能性をカタチにすることを目指す、研究開発型ベンチャー企業です。東京大学における20年以上の藻類研究の成果を技術基盤とした、バイオファウンダリー型藻類開発プラットフォームを構築しています。このプラットフォームは、100種1260株もの培養データを蓄積する独自の「藻類ライブラリー」をはじめ、藻類ごとの育種・選抜技術、培養条件最適化のノウハウ、スケールアップ検討のためのパイロットプラントなどからなり、お客様のニーズに対して最適な微細藻類の探索から商用化までを短期間で実現します。このバイオファウンダリー型藻類開発プラットフォームを通じて、温室効果ガスの吸収、排水浄化、代替食糧の開発、抗炎症成分の探索など、藻類の可能性を広げるプロジェクトをパートナー企業と共に推進しています。バイオファウンダリー型藻類開発プラットフォーム<沿革>資金調達:2018年のシード資金調達(0.4億円)を皮切りに、2019年にシリーズA(4億円)、2022年にシリーズB(合計9.4億円)の資金調達を実施。事業採択:2020年、NEDO「シード期スタートアップ事業化支援助成金」採択。2022年には同NEDO「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2有効利用拠点における技術開発/研究拠点におけるCO2有効利用技術開発・実証事業(基礎研究エリア)」に選出。2023年には農林水産省「フードテックビジネス実証支援事業」東京都「東京ベイeSGプロジェクト」令和5年度先行プロジェクトに採択。受賞歴:2022年、「CES 2023 Innovation Awards」および「第8回JEITAベンチャー賞」を受賞。2024年には「TECHSAUCE INNOVATION AWARDS」に選出。<会社概要>企業名 : 株式会社アルガルバイオ(Algal Bio Co., Ltd.)代表者 : 代表取締役社長 木村 周本社所在地: 〒277-0882 千葉県柏市柏の葉5-4-6設立 : 2018年3月事業内容 : 藻類及びその成分の研究開発、生産及び販売URL : ■今後の展望健康問題、食糧危機、地球温暖化―自然界に30万種以上存在する藻類は様々な社会課題にアプローチする力を秘めています。当社は、生物多様性の宝庫である藻類の高い機能性を活かし、新たな解決策を見出してまいります。何気なく口にする食品や普段使いの化成品、燃料などが、サステナブルな藻類により支えられている未来を創造し、人々のウェルネスで豊かな暮らしを支えていくことに貢献してまいります。<本件に関するお問い合わせは下記までご連絡ください>株式会社アルガルバイオ担当 : 小田、塩野Tel : 04-7138-6207E-mail: info@algalbio.co.jp URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2025年02月04日元バレーボール選手でタレントの大林素子が28日、自身のインスタグラムを更新。【画像】平野ノラ、大林素子との“デカモニ”2ショットを公開 ファン歓喜数年前までは年に5、6回訪れていたという思い出の地について、「会津に住み始めて来る機会が減りましたが、また通う日々の予感」と綴り、新たな日常に対する期待を込めた投稿を公開した。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 大林の柔らかな筆致から、今後の活動への期待がさらに高まっている。
2025年01月27日元バレーボール選手の大林素子が26日、自身のインスタグラムを更新。【画像】「気をつけて歩こう」大林素子、会津のお家へ帰宅もズッシリ積もった雪に注意喚起⁉「会場では、ふるまい汁が❤️とり野菜みそ身体も心も温かくなりました!美味しかったです!帰りにみそを買わなきゃ」と綴り、数枚の写真をアップした。SVリーグオールスター戦では場内解説とJスポーツ配信の二つを同時にこなすハードスケジュールの大林だが、束の間のほっこりショットにファンも一安心のようだ。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねが寄せられている。
2025年01月26日元バレーボール選手でタレントの大林素子が17日、自身のインスタグラムを更新。【画像】「気をつけて歩こう」大林素子、会津のお家へ帰宅もズッシリ積もった雪に注意喚起⁉すっぴん姿の写真を投稿し、東京と会津若松の二拠点生活を始めてから6年経つことを報告した。雪道と思われる写真には、「まだ歩き方初心者」とコメントし、生活スタイルの試行錯誤が続いていることを明かした。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 投稿には「すっぴんでも綺麗だから大丈夫!」といったファンの励ましのコメントが寄せられ、親しみやすい素顔に共感する声が上がっている。投稿には多くのいいね!が寄せられ、大林の自然体な魅力が改めて注目された。二拠点生活を続けながらも忙しい日々を送る大林素子の姿に、多くのファンが応援を寄せている。
2025年01月17日元女子バレボール選手の大林素子が15日、自身のインスタグラムを更新。【画像】大林素子、輪島を再訪『自分にできることを動いていきたい』と決意新たに「会津のお家に帰ってきました!気をつけて歩こう」と綴り、自撮りショット1枚をアップした。道にズッシリと積もった雪をバックに写った大林にファンの注目が集まっている。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねの他、「お疲れ様です。気をつけて帰って下さい。今日も綺麗すぎ」といったコメントが寄せられている。
2025年01月16日元バレーボール女子日本代表の大林素子が12日、自身のXを更新した。【画像】女子バレーボールのレジェンドが大集合!佐野優子が春高バレー満喫!「春高バレー終幕 ブログでゆっくり! お疲れ様でした」と綴り、複数枚の写真をアップ。大林は12日に春高バレー決勝を観戦しており、男子決勝、女子決勝それぞれの写真を公開。「お疲れ様でしたまたよろしくお願いします」といったコメントが寄せられている。春高バレー終幕ブログでゆっくり!お疲れ様でした pic.twitter.com/8fZFUeRYyk — 大林素子 (@motoko_pink) January 12, 2025 投稿には多くのいいねが寄せられている。
2025年01月13日元バレーボール選手でタレントの大林素子が7日Instagramを更新。【画像】平野ノラ、大林素子とのSpecialランチの様子を公開!「ザ・ギース」の20周年コントセレクションに参加し、2日目の公演を満喫したことをインスタで報告。「パーカー買ったので、明日から張り切って着たい」と、購入した記念パーカーへのワクワク感を披露。20年来の共演関係を振り返りつつ、今後も応援していく決意を語った。 この投稿をInstagramで見る 大林 素子(@m.oobayashi)がシェアした投稿 ファンからも「素子さん可愛すぎます!」「楽しんできてください!」と応援の声が続々。配信で観られる日替わりネタにも期待が高まっており、大林の応援姿勢に多くのファンが共感している。
2024年11月08日大林宣彦監督1989年の名作『北京的西瓜』(ぺきんのすいか)のデジタル配信が開始された。青果店を営む夫婦と中国人留学生たちとの心温まる交流を、実在の人物と実際にあった出来事を基に描いた本作は、およそ20年前にDVD発売されてはいるが、長らく今も続く廃盤状態で入手困難となっていた作品。1989年5月~7月に撮影されたが、天安門事件により、当初予定していた中国での撮影が急きょとん挫したという。現実の青果店の雑然とした空気感、自然で臨場感あふれる撮影手法と演出に安定的に下支えされた物語は、無償の思いやり、愛情と信頼、受けた恩に報いる気持ち、そして時代に翻弄される悲しみまでが、淡々粛々と描かれている。STORY船橋市郊外の青果業・八百春の主人の春三(ベンガル)は、李中山(ウー・ユエ)という中国留学生と知り合ったことから、彼らの苦しい生活を見兼ねて、援助の手を差し伸べた。最初は軽い気持ちでやった春三だったが、次第にエスカレートしていき、ついには自らの生活までをも犠牲にしてしまうのだった。留学生たちは彼を「日本のお父さん」として慕うが、春三が忙しくなればなるほど、女房の美智(もたいまさこ)の負担は重くなり、挙句の果てには店や家庭の危機にまで発展してしまった。「このままでは店が潰れてしまう!」と留学生たちは店を手伝うようになり、春三や美智は感涙にむせんだ。そして数年が過ぎ、中国に帰った李中山から国際電話が入り、彼らの招待で春三と美智は中国へ向かった。映画『北京的西瓜』監督:大林宣彦原作:林小利/久我山通脚本:石松愛弘撮影:長野重一音楽:根田哲雄出演:ベンガル/もたいまさこ/峰岸徹/林泰文(c)1989 MAXDAI CO., LTD.配信はコチラ:
2022年01月02日第75回毎日映画コンクール各賞の受賞作品と受賞者が22日、明らかになった。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。日本映画大賞に輝いたのは、大森立嗣監督の『MOTHER マザー』。日本映画優秀賞は『アンダードッグ』(武正晴監督)が受賞し、男優主演賞の森山未來、撮影賞の西村博光、録音賞の藤丸和徳、瀬川徹夫と合わせて最多4冠を獲得した。女優主演賞には『喜劇 愛妻物語』の水川あさみが輝き、男優助演賞は『罪の声』の宇野祥平、女優助演賞は『朝が来る』の蒔田彩珠が受賞し、監督賞の河瀬直美と合わせて『朝が来る』は2冠を獲得した。また『許された子どもたち』の上村侑、『37セカンズ』の佳山明にはスポニチグランプリ新人賞が贈られる。田中絹代賞は梶芽衣子が受賞となった。脚本賞は『一度も撃ってません』の丸山昇一、美術賞は『ばるぼら』の磯見俊裕、露木恵美子、音楽賞は『ミッドナイトスワン』の渋谷慶一郎が受賞。アニメーション映画賞は『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)、大藤信郎賞は『音楽』(岩井澤健治監督)、ドキュメンタリー映画賞は『れいわ一揆』(原一男監督)がそれぞれ受賞した。外国映画ベストワン賞は『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)が選ばれ、さらに特別賞は昨年亡くなった大林宣彦監督の妻であり、映画プロデューサーの大林恭子に決まった。映画ファンが選ぶTSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門は『ミッドナイトスワン』(内田英治監督)、外国映画部門は『TENETテネット』(クリストファー・ノーラン監督)が受賞した。なお、表彰式は、めぐろパーシモンホールで2月17日の開催が予定されている。○第75回毎日映画コンクール 受賞結果日本映画大賞:『MOTHER マザー』(大森立嗣監督)日本映画優秀賞:『アンダードッグ』(武正晴監督)外国映画ベストワン賞:『パラサイト 半地下の家族』(ポン・ジュノ監督)男優主演賞:森山未來『アンダードッグ』女優主演賞:水川あさみ『喜劇 愛妻物語』男優助演賞:宇野祥平『罪の声』女優助演:蒔田彩珠『朝が来る』スポニチグランプリ新人賞(男性):上村侑『許された子どもたち』スポニチグランプリ新人賞(女性):佳山明『37セカンズ』監督賞:河瀬直美『朝が来る』脚本賞:丸山昇一『一度も撃ってません』撮影賞:西村博光『アンダードッグ』美術賞:磯見俊裕、露木恵美子『ばるぼら』音楽賞:渋谷慶一郎『ミッドナイトスワン』録音賞:藤丸和徳、瀬川徹夫『アンダードッグ』アニメーション映画賞:『魔女見習いをさがして』(佐藤順一、鎌谷悠監督)大藤信郎賞:『音楽』(岩井澤健治監督)ドキュメンタリー映画賞:『れいわ一揆』(原一男監督)TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・日本映画部門:『ミッドナイトスワン』TSUTAYAプレミアム映画ファン賞・外国映画部門:『TENETテネット』田中絹代賞:梶芽衣子特別賞:大林恭子(映画プロデューサー)
2021年01月22日偉大なスターたちの訃報に、日本中に衝撃が走った2020年。思い出されるのは、決して色あせない数々の功績と、人々に元気を与えてくれた笑顔。そんな故人の在りし日の姿に、心からの哀悼の意を表してーー。■宍戸錠さん(享年86・俳優・1月18日没)■野村克也さん(享年84・プロ野球選手、監督・2月11日没)■大林宣彦さん(享年82・映画監督・4月10日没)■三浦春馬さん(享年30・俳優・7月18日没)子役デビュー後、’07年、映画『恋空』でブレーク。当時17歳で本誌に登場した際は「写真を撮られるのは苦手」とシャイな一面も見せた。■山本寛斎さん(享年76・ファッションデザイナー・7月21日没)■弘田三枝子さん(享年73・歌手・7月21日没)■渡哲也さん(享年78・俳優・8月10日没)’74年、肋膜炎などで約8カ月の入院生活を経て、俊子夫人とのツーショット。その後も病いと闘いながら俳優業を研さんした。当時32歳。■宅八郎さん(享年57・コラムニスト・8月11日没)■内海桂子さん(享年97・芸人・8月22日没)最高齢の現役芸人として長年、東京演芸界を牽いた内海さん。’18年、戌年の年女企画では、96歳で犬の着ぐるみ姿を披露してくれた。■岸部四郎さん(享年71・タレント、俳優・8月28日没)■竹内結子さん(享年40・俳優・9月27日没)’02年、月9初主演となった『ランチの女王』の会見。主役級イケメンがそろうラブコメディでヒロインを好演した。当時22歳。■高田賢三さん(享年81・ファッションデザイナー・10月4日没)■小松政夫さん(享年78・コメディアン・12月7日没)■織田無道さん(享年68・タレント・12月9日没)■浅香光代さん(享年92・俳優・12月13日没)みなさまの安らかなるご冥福を心よりお祈りいたします。「女性自身」2021年1月5日・12日合併号 掲載
2020年12月31日第12回TAMA映画賞 授賞式が29日に東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われ、福山雅治、濱田岳、水川あさみ、大森立嗣監督、HIKARI監督(リモート)、ふくだももこ監督、宮沢氷魚、北村匠海(ビデオメッセージ)、松本穂香、森七菜、大林恭子プロデューサー、奥山和由プロデューサー、常盤貴子、厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲、岩井俊二監督、城定秀夫監督、小野莉奈、西本まりん、中村守里、目次立樹、足立紳監督、足立晃子氏が登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。最優秀新進監督賞を受賞したふくだ監督は、「先週子供が生まれまして。抱き方が赤ちゃんになっちゃう」と言いながらトロフィーを抱える。映画撮影の際には演出部、俳優部など役割によって分かれるが、「"保育部"というのを作りたいなとずっと思っていて、多分監督に子供がおることはけっこうな圧力になるんじゃないだろうか、切実に考えてくれるんやないかという思いがあった」と振り返る。「少しでもいろんな人が働きやすいようにしていけたらと思っています。皆さんも応援してください」と呼びかけた。最優秀作品賞を受賞した『海辺の映画館-キネマの玉手箱』は、今年4月10日に死去した故・大林宣彦監督の遺作に。授賞式には大林夫人である大林恭子プロデューサーに加え、奥山プロデューサー、常盤、厚木、細山田、細田、吉田が顔を揃える。恭子プロデューサーは、病床の宣彦監督について「毎日夢は全部映画だったみたいで、私に会うと『今日は何時からスタジオ入りなの?』とか、『まだやりたいことがいっぱいあるんだよ』とか、まだ終わってないんだっていつも言ってました」と明かす。「黒澤明監督が生前大林をすごく可愛がってくださって、『大林くん、世界が平和になるのは僕は400年かかると思うよ。そこまで生きてられないから、大林くん、僕の続きをやってね』とおっしゃったんですね。映画の持ってる力を信じて、未来の子供たちに平和な穏やかな世界を望んで、黒澤さんからバトンを預かった。観客の皆さんにもバトンを渡されたと思います」と語った。また「大林チルドレンとして、段取りを無視させていただきます」という常盤は、「ここにいらっしゃる皆様と同じように、『キネマの玉手箱』もコロナの影響で初日の舞台挨拶とかができなかった。この4名は、一昨年の夏に監督の分身となって頑張って頑張ってずっと撮影を続けてくれました。そのおかげで『キネマの玉手箱』は映画という旅を自由に飛び回れたんだと思うんです」とキャスト陣を紹介。「私からのお願いであり、きっと監督も言ってくださるんじゃないかなと思ってお願いがあります。皆様から大きな拍手をいただけないでしょうか」と観客に語りかけ、会場は大きな拍手で満たされていた。■最優秀作品賞『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)■最優秀男優賞福山雅治 (『ラストレター』『マチネの終わりに』)濱田岳 (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』ほか)■最優秀女優賞水川あさみ (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)長澤まさみ (『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』)■最優秀新進監督賞HIKARI監督 (『37セカンズ』)ふくだももこ監督 (『君が世界のはじまり』)■最優秀新進男優賞宮沢氷魚 (『his』)北村匠海 (『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)■最優秀新進女優賞松本穂香 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)森七菜 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)
2020年12月02日俳優の濱田岳と水川あさみが29日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われた第12回TAMA映画賞 授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。『喜劇 愛妻物語』でW主演を務めた濱田と水川がそれぞれ最優秀男優賞、最優秀女優賞に輝き、予告編が流れると水川のキレのいい罵倒と濱田ののらりくらりっぷりに会場も爆笑。水川は受賞について「飛び上がるほど嬉しかったです」と喜び、役柄については「運命的なものを感じました。絶対にこの役を私がやりたいと心から強く思って、そんな役でこの賞をいただけたというのがとても嬉しいです」と明かした。役作りについて、水川は「濱田岳くんの横にはモデルとなる監督がいつもいたので、2人が並んだ顔を見てると、自然と怒りがこみ上げるというか、自然とイライラするという状態でした」と入り込めた様子。一方、濱田は水川の迫力について「撮影に入るまではイメージで、台本と向き合ってもあくまで机上の空論だなって、水川さんに教えていただきましたね。『あれ、そんな言う!? 撮影持つかな!?』みたいな」と苦笑しつつ、「奇跡的にあの男と僕の図太さがシンクロしていたみたいで、日に日に慣れていった感じでしたね」と説明した。「台本以上のだらしなさ」と評する水川に、濱田は「これといった台詞がないんですよ。ひたすら彼女の罵声にどう耐えるか、ボクシングのスリッピング・アウェーのような、当たってるように見せて当たってない、ギリギリの戦でかわして生きていく毎日でした」と振り返る。水川は「図太さがはんぱじゃなかった」と称賛した。授賞式にはモデルとなった足立紳監督、足立晃子氏の夫婦も登場し、2人に花束を渡す。足立監督は「素晴らしいと思いましたけ。横で撮影風景を見てて、素敵な夫婦だなと思いながら、たまに水川さんの罵声がフラッシュバックして頭痛がすることはありました」と撮影の日々を語った。■最優秀作品賞『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)■最優秀男優賞福山雅治 (『ラストレター』『マチネの終わりに』)濱田岳 (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』ほか)■最優秀女優賞水川あさみ (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)長澤まさみ (『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』)■最優秀新進監督賞HIKARI監督 (『37セカンズ』)ふくだももこ監督 (『君が世界のはじまり』)■最優秀新進男優賞宮沢氷魚 (『his』)北村匠海 (『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)■最優秀新進女優賞松本穂香 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)森七菜 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)
2020年11月29日映画ファンの祭典「第30回映画祭TAMA CINEMA FORUM」内にて「第12回TAMA映画賞授賞式」が11月29日(土)、府中の森芸術劇場 どりーむホールにて行われ、本年度、最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰される「最優秀作品賞」に『海辺の映画館-キネマの玉手箱』と『ラストレター』が選出され、監督やキャストが揃って登壇した。「TAMA映画賞」は2009年にスタートし、前年10月から当年9月に一般劇場で公開される作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰する映画賞。『海辺の映画館-キネマの玉手箱』は大林宣彦監督が20年振りに尾道を舞台に撮った1作。出演した常盤貴子は、「『海辺の映画館』も初日舞台挨拶ができずにいました。でも、この4名(主要キャスト)は、一昨年の夏に監督の分身となって頑張ってずっと撮影を続けてくれました。そのおかげで『海辺の映画館』は映画という旅を自由に飛び回れたんだと思うんです。私からのお願いでもあり、監督からのお願いでもあると思って、4名に皆さまから大きな拍手をいいただけないでしょうか?」と、観客に呼び掛けた。客席からは大きな拍手が鳴りやまず、主要キャストの厚木拓郎、細山田隆人、細田善彦、吉田玲は興奮で瞳を輝かせていた。また、豪華俳優が出演する岩井俊二監督によるオリジナルラブストーリー『ラストレター』に主演した福山雅治、そして共演の森七菜は岩井監督とそろって登壇。福山さんは、「監督のイメージしているものにどれだけ近づけるかと全員向かっていったので、集中力の高い現場だった。監督が悩む間の待ち時間も愛おしい現場でした」と愛情たっぷりにコメント。「素晴らしい皆さんに受けていただいて。非常に撮りがい、撮影しがいがありました。至福な時間でした」と話す岩井監督。森さんを撮影しての感想を聞かれると、「何というか…小リスのような(笑)。かごから出すと、ピュッとどこに行くかわからない感じ(笑)。カメラのどの辺に立つんだろうってところからスリリングな演技で、素敵でしたね」と目じりを下げていた。一方、『君が世界のはじまり』にて、本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰する「最優秀新進監督賞」を受賞したふくだももこ監督は、先週、出産を終えたばかりのハードな状況にも関わらず、元気に出席!その事実が公表されると、会場からはどよめきの声と「おめでとう!」の拍手が巻き起こった。今後の抱負を聞かれたふくだ監督は、「映画業界で出産や育児をしているスタッフが、少しでも働きやすくなるように保育部を作りたいなと思っています。そのために、監督に子どもがおることは結構な圧力になるんじゃないかと。切実に、みんなが考えてくれるのではという理由もあって、早く子どもがほしかった。少しでもいろいろな人が働きやすいようにしていけたら」と働くママの環境をもっとよくするべく、映画業界での働き方の向上を訴え、温かい拍手を贈られていた。そのほか、「最優秀新進監督賞」にはHIKARI監督、映画ファンを魅了した事象に対し表彰する「特別賞」には城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同が、岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同が受賞した。(cinamacafe.net)■関連作品:ラストレター 2020年1月17日より全国東宝系にて公開ⓒ2020「ラストレター」製作委員会
2020年11月29日俳優の福山雅治が29日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われた第12回TAMA映画賞 授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。岩井俊二監督『ラストレター』の演技が評価され、最優秀男優賞に輝いた福山。「こういった賞をいただくのはずいぶん久しぶりになりまして、本当に嬉しいです。実際手渡されるとこんあんに重いんだと思って、重みを感じながら早速今夜晩酌するのを楽しみにしています」と喜んだ。『ラストレター』では神木隆之介が福山の学生時代を演じたため、「神木くんと僕とで作り上げた役柄だと思うので、神木くんにも何か奢ります。ありがとう神木くん」と感謝。「彼は技術力が高く緻密な俳優なので、彼の方から『こういうアプローチどうですか』というプレゼンテーションを受けた」と撮影の様子を明かす。福山は「僕が目の下にほくろがありまして、『ほくろを足してもいいですか』と相談されたり。神木くんの方が緻密な役作りをしてくれて、僕はそれに乗っかって焼くづくりをさせていただきました」と振り返った。今後の活動については「お呼びいたける作品をずっと待っています。監督さん、プロデューサーさん」と呼びかける。「映画スタッフの方のファンが多いTAMA映画賞ですから、これからもどんな役でも頑張って演じていきたいと思いますので、お仕事の方、事務所に問い合わせてスケジュールの確認をしていただければ……」とその場でオファーを募る一幕も。改めて福山は「50歳になり、30周年を迎えると、もう少し楽な感じで仕事に取り組めたり余裕の気持ちでオファーを待ったりするものかなと思ってたんですが、そうはなってなくて。今後も貪欲に仕事をしていきたいと思いますので、映画関係者の皆様も頭の片隅に『これ、福山いいかな』と思ったら事務所の方にお問い合わせください。よろしくお願いいたします」と頭を下げた。■最優秀作品賞『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)■最優秀男優賞福山雅治 (『ラストレター』『マチネの終わりに』)濱田岳 (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』ほか)■最優秀女優賞水川あさみ (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)長澤まさみ (『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』)■最優秀新進監督賞HIKARI監督 (『37セカンズ』)ふくだももこ監督 (『君が世界のはじまり』)■最優秀新進男優賞宮沢氷魚 (『his』)北村匠海 (『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)■最優秀新進女優賞松本穂香 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)森七菜 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)
2020年11月29日女優の森七菜が29日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われた第12回TAMA映画賞 授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。岩井俊二監督『ラストレター』の演技が評価されて最優秀新進女優賞に輝いた森だが、撮影ではよくアドリブも入れていたという。「最初にちょこっとだけやってみたら意外と怒られなかったので、だったらもっと楽しいことを、自分からでも何か提案できたらいいなと思って」と大物っぷりを見せる。外出自粛期間中の過ごし方として「夜中に食べるカップ麺、至福でした」とコメントを寄せた森。コロナ太りについて聞かれると「大丈夫じゃないです」と苦笑しつつ、「お芝居したい気持ちはありましたし、いくつかできなかったお仕事もあって悔しかった部分もあるんですが、マイナスな気持ちに引っ張られてばっかりでは良くないと思ったので。普段だったらカップラーメンも気をつけて食べられないんですけど、こういうお仕事をしてないような子だったら食べてたなと思って、違う人の人生を行き来したような気分がありました」と、自粛期間すらも楽しんでいた様子だった。改めてこの1年について「今年は皆さんに驚いてもらうことが多かった1年だと思っていて、賞をいただけたこともそうですし、初めてドラマや映画の主演をやらせていただいたり、それで私を初めて知ってくださったかたもいらっしゃって」と振り返る。「『?』(ハテナ)と思った人もいたんだと思うんです。『なんだ、この小娘は』と思った方もいらっしゃったと思うんですけど、来年は『?』を『!』(びっくりマーク)に。『なるほど、だから!』と思ってもらえるような1年に努めたいと思います」と意気込んだ。授賞式には同作で最優秀男優賞を受賞した福山雅治、最優秀作品賞となった岩井監督も登場し、2人とともに再度現れた森は「プレッシャーかかるところもありました」と率直な意見で会場を笑わせる。岩井監督は森について「もう本当に小リスのような。籠から出すとピュッとどこ行くかわかんない感じ、カメラのどの辺に立つのかもわからないスリリングな演技が素敵でしたね」と称えた。■最優秀作品賞『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)■最優秀男優賞福山雅治 (『ラストレター』『マチネの終わりに』)濱田岳 (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』ほか)■最優秀女優賞水川あさみ (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)長澤まさみ (『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』)■最優秀新進監督賞HIKARI監督 (『37セカンズ』)ふくだももこ監督 (『君が世界のはじまり』)■最優秀新進男優賞宮沢氷魚 (『his』)北村匠海 (『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)■最優秀新進女優賞松本穂香 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)森七菜 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)
2020年11月29日俳優の宮沢氷魚が29日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われた第12回TAMA映画賞 授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。初主演作『his』で最優秀新進男優賞に選ばれた宮沢は「役者を3年やっていますが、賞をいただくのは初めてなので、一生忘れないものになると思います」と喜ぶ。『his』について「初主演映画ということでプレッシャーはあったんですけど、相手役の藤原季節くんに助けられて、すごく楽しい作品にもなった」と振り返る。「LGBTQをテーマに作ったので、どういう意見が飛び交うのかなと思っていたんですけど、実際公開されて、たくさんの方に見ていただいて、たくさんの意見をいただいて、本当に幸せに思っています」と感謝の気持ちを表した。藤原については「白川で10日間共同生活を送ったんですけど、本当に変わってる子で」と笑顔に。「Tシャツ1枚と下着1枚くらいしか持ってこなくて、『ごめん氷魚、タオル貸して!』というところから始まったので、季節くんが自分を開いて受け入れてくれたことに感謝しているし、季節くんじゃなければ成立しなかったと思います」と語る。今泉力哉監督についても「このタイミングで今泉さんに出会えたことは、役者人生の中では宝物ですし、また成長して今泉さんの作品に出られるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。同賞には俳優の北村匠海も選出され、ビデオメッセージで登場。「とにかく前に進んで色んな作品を打ち出したいと思っています。"新進"という言葉がさらに似合う俳優として、2021年も頑張っていきたいと思います」とメッセージを寄せた。■最優秀作品賞『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)■最優秀男優賞福山雅治 (『ラストレター』『マチネの終わりに』)濱田岳 (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』ほか)■最優秀女優賞水川あさみ (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)長澤まさみ (『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』)■最優秀新進監督賞HIKARI監督 (『37セカンズ』)ふくだももこ監督 (『君が世界のはじまり』)■最優秀新進男優賞宮沢氷魚 (『his』)北村匠海 (『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)■最優秀新進女優賞松本穂香 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)森七菜 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)
2020年11月29日第12回TAMA映画賞 受賞作品・受賞者が8日、明らかになった。最優秀作品賞には『海辺の映画館-キネマの玉手箱』『ラストレター』が選出された。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。最優秀作品賞には、「戦争とは何かを明示しつつ、映画の未来は明るいと観客に希望を託した」として、大林宣彦監督の『海辺の映画館-キネマの玉手箱』、及び「初恋の記憶が手紙に呼び起こされ、人生を歩みつづける希望として現在に差し込んでいくさまを、瑞々しい映像で描きあげた」と、岩井俊二監督の『ラストレター』が選ばれた。『ラストレター』主演の福山雅治は最優秀男優賞、出演の森七菜は最優秀新進女優賞に。また、『喜劇 愛妻物語』の濱田岳、水川あさみがそれぞれ最優秀男優・女優賞に選ばれ、『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』の長澤まさみも最優秀女優賞に輝いた。最優秀新進男優賞には、宮沢氷魚と北村匠海、最優秀新進女優賞には森に加え松本穂香が選出された。■最優秀作品賞『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『アルプススタンドのはしの方』)岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『音楽』)■最優秀男優賞福山雅治 (『ラストレター』『マチネの終わりに』)濱田岳 (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』ほか)■最優秀女優賞水川あさみ (『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)長澤まさみ (『MOTHER マザー』『コンフィデンスマンJPプリンセス編』)■最優秀新進監督賞HIKARI監督 (『37セカンズ』)ふくだももこ監督 (『君が世界のはじまり』)■最優秀新進男優賞宮沢氷魚 (『his』)北村匠海 (『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)■最優秀新進女優賞松本穂香 (『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)森七菜 (『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)
2020年10月08日市民がつくる映画ファンの祭典「第30回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」が11月に開催。これに先駆け、「第12回TAMA映画賞」の受賞作品・受賞者が発表された。「TAMA映画賞」は2009年にスタートし、前年10月から当年9月に一般劇場で公開される作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰する。本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰される、「最優秀作品賞」に選ばれたのは、大林宣彦監督が20年振りに尾道を舞台に贈る映画『海辺の映画館-キネマの玉手箱』と、豪華俳優が出演する岩井俊二監督によるオリジナルラブストーリー『ラストレター』。受賞理由については「大林監督の壮大かつ鮮烈なイマジネーションが炸裂し、戦争とは何かを明示しつつ、映画の未来は明るいと観客に希望を託した」(『海辺の映画館-キネマの玉手箱』)、「初恋の記憶が『手紙』に呼び起こされ、人生を歩みつづける希望として現在に差し込んでいくさまを、瑞々しい映像で描きあげた」(『ラストレター』)と説明。また、本年度最も心に残った男優・女優を表彰する「最優秀男優賞」と「最優秀女優賞」には、福山雅治と濱田岳、水川あさみと長澤まさみ。さらに、本年度最も飛躍した男優・女優、もしくは顕著な活躍をした新人男優・新人女優を表彰する「最優秀新進男優賞」と「最優秀新進女優賞」には、宮沢氷魚、北村匠海、松本穂香、森七菜が決定した。第12回TAMA映画賞受賞作品・受賞者一覧●最優秀作品賞『海辺の映画館-キネマの玉手箱』(大林宣彦監督、及びスタッフ・キャスト一同)『ラストレター』(岩井俊二監督、及びスタッフ・キャスト一同)●特別賞城定秀夫監督、及びスタッフ・キャスト一同(『アルプススタンドのはしの方』)岩井澤健治監督、及びスタッフ・キャスト一同(『音楽』)●最優秀男優賞福山雅治(『ラストレター』『マチネの終わりに』)濱田岳(『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『コンフィデンスマン JP プリンセス編』ほか)●最優秀女優賞水川あさみ(『喜劇 愛妻物語』『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』『ミッドナイトスワン』)長澤まさみ(『MOTHER マザー』『コンフィデンスマン JP プリンセス編』)●最優秀新進監督賞HIKARI監督(『37 セカンズ』)ふくだももこ監督(『君が世界のはじまり』)●最優秀新進男優賞宮沢氷魚(『his』)北村匠海(『サヨナラまでの30分』『思い、思われ、ふり、ふられ』『影踏み』ほか)●最優秀新進女優賞松本穂香(『君が世界のはじまり』『わたしは光をにぎっている』『酔うと化け物になる父がつらい』『his』ほか)森七菜(『ラストレター』『青くて痛くて脆い』『地獄少女』『最初の晩餐』)「第30回映画祭 TAMA CINEMA FORUM」各種上映プログラムは11月21日(土)~26日(木)東京都多摩市内2会場にて、TAMA 映画賞授賞式は11月29日(日)府中の森芸術劇場 どりーむホールにて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:ラストレター 2020年1月17日より全国東宝系にて公開ⓒ2020「ラストレター」製作委員会
2020年10月08日東京国立近代美術館で10月11日(日)まで開催中の『ピーター・ドイグ展』は、アートファンだけでなく映画ファンにも心底見てほしい展覧会だ。「画家の中の画家」としてリスペクトされる、1959年スコットランドのエジンバラ生まれのピーター・ドイグは、大の映画好き。絵画への影響のみならず、自ら映画上映会を行ってそのポスターも自由に描いてしまう。そんな楽しげな油彩ドローイング40点が、展覧会のラスト、第3章「スタジオのなかで−コミュニティとしてのスタジオフィルムクラブ」に展示されているのだ。ドイグは、ロンドンの他にもう一つ、ポート・オブ・スペイン(トリニダード・トバゴ)の旧ラム酒蒸留所の建物の一角にスタジオを設けている。この街にはロンドンのような名画座やミニシアターがないため、ひと頃は毎週木曜日に友人作家のチェ・ラブレスと映画上映会「スタジオフィルムクラブ」を開催していた。誰でも無料で参加でき、上映後はお酒を呑みながら映画について話したり、音楽ライブが始まったり。絵画を黙々と描くばかりでなく、時にはスタジオを開放し、文化サロン的な交流の場にしていたというわけだ。『ピーター・ドイグ展』展示風景。左から2番目が『ブルーベルベット』のポスター例えば、デヴィッド・リンチ監督『ブルーベルベット』の耳(!)の絵の横に「5月1日、今晩」とあるように、これらは近隣住民に告知するため手早く描かれたもの。公式ポスターとは違い、ドイグの着想も楽しめる。フランソワ・トリュフォー監督『突然炎のごとく ジュールとジム』はロートレック風、ジョン・シュレシンジャー監督『真夜中のカーボーイ』はバスキアみたいなタッチ。『熱いトタン屋根の猫』のエリザベス・テイラー似ているなあ。と思えば日本映画もあって北野武版『座頭市』にはグフフ。『ピンポン』のペコとスマイルが描かれたラケットには爆笑。先日逝去した大林宣彦監督の初期ホラー『HOUSE ハウス』もあるが、脱力系で微笑ましい。《突然炎のごとくジュールとジム》2003年油彩、紙、57.5×72.5cmヴィーホフ・コレクション《座頭市》2004年油彩、紙72.5×57.5cmリンギア・コレクション《ピンポン》2007年油彩、紙84×59cmリンギア・コレクションジム・ジャームッシュ監督『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、写真家ラリー・クラーク監督作『KIDS/キッズ』など懐かしのインディペンデント映画も。近作では、種族や性別を超えるヴァンパイアと少年の痛切で美しいスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』が雪景色にカラフルな文字で。ゴダールにブレッソン。27歳で早世した歌姫エイミー・ワインハウスの伝記映画もある。《ストレンジャー・ザン・パラダイス》(「スタジオフィルムクラブ」より )2011年、油彩・紙、93.5×61.5cm、マイケル ヴェルナー ギャラリー蔵 (c)Peter Doig. Courtesy Michael Werner Gallery, New York and London. All rights reserved, DACS & JASPAR 2019《KIDS/キッズ》2005年油彩、紙73×57.5cmリンギア・コレクション10代の頃のドイグは、友人とスキーやスケボーに興じ、古本屋や洋服屋、レコードショップや映画館に出入りしたりするのが好きだったそう。ロンドンの美術学校「セント・マーティンズ・スクール・オブ・アート」で学んでいた80年代には、すぐ近くの映画館に通っていたという。同時期に映画科にいたアイザック・ジュリアンの『ルッキング・フォー・ラングストン』も描いている。そんなドイグの絵画は、美術史も多様なカルチャーも血肉としたコラージュのようだ。都市と地方の格差、思春期、孤独、自然など、希望と絶望が表裏一体の現実を描いた映画がけっこうあり、人柄も感じる。『ピーター・ドイグ展』展示風景。左《エコー湖》(1998)、《カヌー=湖》(1997-98)さて、展覧会のメインである大型絵画は、影響を受けた二つの土地ーーカナダの森と湖を第1章、トリニダード・トバゴの海辺や町を第2章で紹介。1章には、『13日の金曜日』の最後に出てくる、湖に小舟が浮かび、人物が横たわるシーンにインスピレーションを受けたという《のまれる》《エコー湖》といった絵画がある。《エコー湖》にはムンクの《叫び》のイメージも含まれている。ちなみに3章に登場する『カビリアの夜』(監督:フェデリコ・フェリーニ)も湖が象徴的だ。また、第2章には、小津安二郎監督『東京物語』の静けさを念頭に置いた《ラペイルーズの壁》という絵画がある。熱海の防波堤なのかもしれないが、イメージはかなり飛躍している。《のまれる》 1990 年、油彩・キャンバス、197×241cm、ヤゲオ財団蔵 (c)Peter Doig. All rights reserved, DACS & JASPAR 2019 C3006《ラペイルーズの壁》 2004 年、油彩・キャンバス、200×250.5cm、ニューヨーク近代美術館蔵 (c)Peter Doig. The Museum of Modern Art, New York. Gift of Anna Marie and Robert F. Shapiro in honor of Kynaston McShine, 2004. All rights reserved, DACS& JASPAR 2019 C3006ドイグが描きたくなるシーンとは、動の中の「静」を感じたときなのだろうか。構図や色彩など、2、3m級のペインティングにも映画好きが垣間見えるし、これから映画の見方も変わりそうな、映画ファンもワクワク、ニマニマとしてしまう展覧会だ。文:白坂由里
2020年09月28日秋吉久美子に注目が集まっているー。『赤ちょうちん』『妹』などの青春映画で1970年代に、鮮烈なデビューをした秋吉も、ことしで女優生活45年。その初めての自伝的著書が出版される。さらに10月には、主要作品を集めた特集上映も企画されている。著書はタイトルが『秋吉久美子 調書』、9月18日に筑摩書房から刊行される。映画評論家で映画監督でもある樋口尚文さんが共著者。あまり受けることのない貴重なロングインタビューと、膨大な秘蔵写真が収録されている。著書について、秋吉は「今回の『調書』という本は、新しい人生の境地が見えてきた自分だからこそ言えることもあるし、そもそも私が年齢を重ねたというエクスキューズがあるからこそ「ああ、こんなふうだったんですね」と素直に読者に受け入れてもらえる部分も大きいのでは。たとえばかつて一緒に仕事をして亡くなった監督たちのことについてもたくさんお話ししていますが、今は私のほうが年上になっていたりするので、語ってもいいかもしれないと考えたんですね。こうしてふりかえってみると、自分の映画人生って、もちろんこまごまと感情的な愛憎などはあったと思うんですけど、とてもみずみずしい時代でした。平成ってちょっとモノトーンな、くすんだ感じでしたが、昭和の映画の現場は鈴木清順さんの映画みたいにカラフルな記憶として残ってますね。だから、『調書』ではオブラートにくるみながらも、なるべく本当のことを言おうと思ったんです。なにしろ『調書』という書名ですから、映画の現場について当たり障りなくボカしたり美化したりするのは許されない、ちゃんと受けて立とうと思った。そろそろしらばっくれるのもほどほどに、というタイミングだったかな(笑)。」と語っている。この著書刊行にあわせて企画されたのが、シネマヴェーラ渋谷の特集上映「ありのままの久美子」(10.17〜30) 。主演第一作の『十六歳の戦争』(監督松本俊夫)、藤田敏八監督の青春三部作『赤ちょうちん』『妹』(1974)/『バージンブルース』、大林宣彦監督の『異人たちの夏』『可愛い悪魔』(TVムービー)など。『調書』の共著者、樋口尚文監督の『インターミッション』も上映される。ぴあアプリでも、9月18日から「秋吉の成分」と題し、ロングインタビュー企画「クリエイター人生」の連載が開始される。秋吉久美子が愛する映画、文学、音楽、旅行など、そのユニークな感性をつくった「成分」を掘り下げる。(文中のコメントは、その連載から転載)
2020年09月18日未曾有のエンタメ業界の変革期の中、本広克行監督、押井守監督、小中和哉監督、上田慎一郎監督が参加する映画実験レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」が発足した。「Cinema Lab(シネマラボ)」は、参加監督たちが日本映画界に多大な影響を与えた通称ATGこと日本アート・シアター・ギルドに着想を得て発起した、監督の作家性を最大限に活かす“監督絶対主義”で映画を制作する映画の実験レーベルだ。映画化の条件は「限られた制作予算」のみ。制作過程となる企画開発、脚本、キャスティング、ロケーション、演出などすべてのクリエイティブは監督が自由に手がける。『星空のむこうの国』 の小中監督は、「『監督が自由に映画に情熱を注ぐ魂』と『商業映画』の幸福な融合ができればと考えています」とコメント。本広監督も「作家性のある作品が少なくなっている今、次世代の若者のクリエイターたちが撮りたいものを撮れる場を作れないか、というのをずっと思っていました。その土台に、押井監督、小中監督、上田監督をはじめ私達がなれればいいと思っています」と本レーベルにかける熱意を語っている。さらに第1弾作品として、本広監督による『ビューティフル・ドリーマー』を11月6日(金)にテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開することが決定した。本作は本広監督にとって2年半ぶりとなる実写映画。自身も所属した「映画研究会」を舞台に、映画を撮ったことのない先勝美術大学映画研究会の部員たちが“いわくつきの台本”を基に、映画製作に挑む過程を映し出す。監督としてメンバーをリードする主人公のサラに、朝ドラ『まんぷく』で話題となった新進女優・小川紗良。主人公を支える部員には、『HiGH&LOW THE WORST』『私がもててどうすんだ』の神尾楓珠、劇団ナイロン100℃所属の森田甘路、『あさひなぐ』『ドロステのはてに僕ら』の藤谷理子、札幌の劇団イレブンナイン出身のヒロシエリ、本作で映画デビューを果たす内田倭史が名を連ねる。さらに、斎藤工、秋元才加、瀧川英次、升毅といった個性豊かなキャストたちが、本人役で出演。今後も参加監督の新作が順次公開される予定なので、続報に期待したい。●映画レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」参加映画監督:・本広克行監督『踊る大捜査線』シリーズ・押井守監督『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』・小中和哉監督『星空のむこうの国』・上田慎一郎監督『カメラを止めるな!』レーベルサイト: ●小中和哉監督コメント「映画ファンにとって、最大公約数的な大型商業映画だけでなく、意欲的、冒険的、個人的な限られた予算で制作された映画が見られることは大切なことだと思います。それが映画の裾野を広げ、テレビとは違う映画という文化を豊かにすることだと感じております。かつて日本映画にはそのような限られた予算で意欲的に制作された映画がありました。「ATG」(日本アート・シアター・ギルド)は「限られた予算」という条件と引き換えに自由を得た監督たちが勝負を挑む場として観客の注目を集めました。前衛や反体制、芸術という要素に映画ファンが興味を示した時代でした。オリジナルビデオという映画館にかからないビデオ用映画では、アクションややくざ、エロというジャンル映画が量産される中傑作が生まれましたし、ビデオ市場メイン、ミニシアター単館公開という図式で作家性の高いユニークな映画も生まれる余地がありました。しかしビデオが売れなくなり映画館での回収がメインとなった昨今、映画興行も映画制作も制限があると感じています。変化している時代に多様なジャンルの映画作品を届けるため、監督一個人ではなく、志のある映画監督が集まり、共同戦線を組み、ムーブメントを作り上げる必要を感じていました。バラバラに時々いい作品があっても、継続して一つのジャンルを作り上げないと、映画ファンには届きません。ATG映画、Vシネマに匹敵する新しいブランドが一つ存在しても良いと思うのです。そんなことを考えて本広さんや押井さんの賛同を得てシネマラボ企画は動き出しました。自主映画からスタートして商業映画に進出した大先輩・大林宣彦監督は生涯《映画監督》ではなく、《映画作家》と名乗っていました。商業主義に飲み込まれることなく、自主映画、アマチュア映画の心を忘れず、プロフェッショナルな監督ではなく、作家であろうとしてきました。今回の企画は、大型商業映画を撮ってきた押井、本広両監督は、初心に戻って個人の想いに忠実な自主映画のような作品を作ろうという気持ちがあるでしょうし、自主映画から商業映画へ活躍の場を広げた上田監督にとっては、自主映画の自由さを失わずに商業映画が撮れる場としての魅力を感じての参加だと思うのです。つまり、「監督が自由に映画に情熱を注ぐ魂」と「商業映画」の幸福な融合ができればと考えています」。●本広克行監督コメントシネマラボというレーベルは、当初小中監督から「現代のATG」を作らないかという提案から始まりました。ラボ=実験。予算に制限がありながらも監督の作家性を最優先し、後世に残る作品を生み出す事を目的としたレーベルです。映画はオールドメディアであり、長い間その形を変えていません。それをどのような形で進化させるのかをいつも考えています。興行的には、厳しいかもしれません。でも、やらないと後世に残る映画は作れない。作家性のある作品が少なくなっている今、次世代の若者のクリエイターたちが撮りたいものを撮れる場を作れないか、というのをずっと思っていました。その土台に、押井監督、小中監督、上田監督をはじめ私達がなれればいいと思っています。その第一弾となったのが、「ビューティフルドリーマー」です。ずっと押井守監督と組んで実写を撮ってみたいと思っていました。今回の為に押井監督には「夢みる人」という原案となる本を書いてもらいました。当初は登場人物が軽音楽部だったのですが、それを私なりにアレンジして映画研究会にし、主演を小川紗良さんに演じてもらいました。小川さんは実際に大学で映画研究会に入って作品を作っていて、自然と出る演出する言葉を知っているのと、信じた事に周りを巻き込んで猛進して行きそうな強い眼差しが今回の主演に絶対に必要な人でした。全ての映像作品を作っていてずっと思っていた事があります。今や当たり前のように作品の中だけで交わされる省略された無駄のない台詞を、演者から出るリアルな話し言葉を使って作品を作れないか。今では機材の性能が上がっていて、昔は録音できなかった台詞も今だからできる方法があります。急に違う作り方をすると観ている人は拒否反応がある事を知っていながらも、このシネマラボで自分なりの「実験」として、エチュードという形で映画の中の台詞をリアルに演出させてもらいました。是非この不思議な映画を、多くの人に色々な感情で楽しんでもらえればと思います。●『ビューティフル ドリーマー』主演・小川紗良コメント大学時代、サークルで映画を撮っていた私にとっては、あの頃を追体験するような日々でした。映画サークルって、色々な珍事件が起きるんですよ。データが飛んだり、お金が尽きたり、機材が壊れたり、しょうもないことで喧嘩したり、色恋沙汰がもつれたり。それでも映画を撮りたい気持ちは突っ走って、かぐや姫もドン引きな無理難題を言ってみたり。部室には余計なものがいっぱいあって、3留くらいしてる先輩が昼寝してる。”伝説のOB”はいつまでもサークルにはびこって、ああだこうだと言ってくる。本当に、映画サークルって変。それでも、サークル活動や映画撮影の在り方が変わり果ててしまった今となっては、あの変な日々も懐かしく思えたり。2020年、思いがけずこの映画は「癒し」になるかもしれません。人と人との距離の近さが生む珍事件たちに、ぜひ心をふっと緩ませてみてください。夢みる人、そしてかつて夢みた人に、届きますように。『ビューティフル ドリーマー』11月6日(金)テアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほかにて全国順次公開
2020年08月12日「昨年11月ごろから、新作の公開日に照準を合わせて、大事をとって自宅で療養していました。父は何よりも、母のそばを離れたくない。とにかく自宅が大好きな人でした。亡くなる当日まで、寝室の窓から見える八重桜を眺めながら『きれいだね』と、日課のように話をしていました」悲しみをこらえながら、本誌のインタビューに答えてくれたのは、4月10日、肺がんのため亡くなった映画作家・大林宣彦さん(享年82)のひとり娘、千茱萸さん。新型コロナウイルスの感染拡大の影響により公開は延期となったが、大林さんが亡くなった日は、くしくも監督を務めた最新作『海辺の映画館−キネマの玉手箱』の公開予定日だった。’16年8月、「肺がんステージ4、余命3カ月」という宣告を受けた大林さん。本誌はその1年後の’17年8月、そして2年4カ月後の’18年12月に、大林さんに2度インタビューをしている。本誌記者に語りかける大林さんの口調は、まるで親がわが子に語りかけるように優しかった。そして自らの人生哲学を語る情熱は、宣告された余命を大幅に超えて生き続けた大林さんのエネルギッシュさを物語っていた。がん闘病、家族の絆、そして映画にこめた「反戦」への思い……。監督が本誌に残した、約9時間にも及ぶ“魂のメッセージ”に、もう一度触れてみようーー。余命3カ月の宣言を受けてから、すでに2年以上が過ぎた’18年11月。がんと闘いながら映画を作っていたさなかの取材で、大林さんは自身が映画にこめるテーマについても教えてくれた。「地球にとっては、戦争をやめられない人間こそが、がんそのものなんですよ。勝つためだけに国に殺され、たくさんの人々が不幸になる。僕は、たとえ餓死してでも“戦争は嫌だ!”と言う。子どものころに体験した、“戦争の理不尽さ”を後世に残したい。その思いだけで、妻とともに映画を撮っているんです」大林さんは50歳のとき、黒澤明監督の『夢』のメイキング映像を製作している。連日のように黒澤監督の近くにいる機会があったことをこう振り返った。「ある日、黒澤監督が僕にこんなことを話し始めたんです。『大林くん、人間というのは本当に愚かなものだ。いまだに戦争をやめられない。けれども人間はなぜか映画というものを作った。映画には、必ず世界を平和に導く美しさと力があるんだ』と。僕はこの言葉を30年、ずっとかみ締めてきたんです。そして今、時代はだんだんと変わってきて、僕たちのすぐ横にも戦争があるんじゃないか、そういう皮膚感覚を持つようになりました。だからいつも命懸けで、遺書のつもりで映画を撮り続けているのです」黒澤監督は、「愚かな人間は、戦争をすぐ始められるけれど、平和を確立するには少なくとも400年はかかるだろう」と、大林さんに向けて語り続けたという。「『俺があと400年生きて映画を作り続ければ、俺の映画できっと世界を平和にしてみせるんだが、俺はもう80歳だ』と話す黒澤監督に年齢を聞かれたので、50歳だと答えました。すると黒澤監督はこう言いました。『そうか50歳か。ならばきみは俺より少しは先に行けるだろう。そしてきみが無理だったら、きみの子どもが、さらにはきみの孫たちが、少しずつでも俺の先の映画を撮り続けてほしい。そしていつか俺の400年先の映画を撮り続けてほしい。そのときにはきっと映画の力で世界から戦争がなくなるぞ。だから俺たちの続きをやってね』」“世界のクロサワ”の遺言を胸に、大林さんは反戦をテーマに映画を撮り続けてきた。「本当に世界から戦争がなくなったら、映画もいらないんです。これは、みんなが健康になったらお医者さんがいらないのと同じ。戦争がなくなったら、平和を作れる映画というメディアもいらなくなる。だから映画がいらなくなる日を夢見ながら、僕は今映画を作っているのかもしれません」その大林作品の集大成ともいえる新作が公開される前に、大林さんは旅立ってしまった……。千茱萸さんは、大林さんが過ごした“最期の日々”について明かしてくれた。「最近は寝ている間も、ずっと新しい映画のことばかり考えていたみたいですよ。夢を見ながら“カット!”と叫んで、自分の声で起きたりすることもありました。父が夢の中で作っていたその作品を、映像化してほしかったという思いがありますね」昔から“一卵性親子”と言われるほど仲がよかったという大林さんと千茱萸さん。いま伝えたいのは“ありったけの感情”だ。「今は分身がいなくなったような気分……。素晴らしい人、大好きな父です。胸を張って誇らしく、恥ずかしくない生き方を教わりました。でも、わざわざ言葉にしなくても伝わっていると思います。きっと“そんなやぼなことはしなくていい、パパもわかってるよ”と言ってそうです」家族を愛し、命懸けで映画を作り続けた大林宣彦監督の作品は、永遠に生き続けるだろう。「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年04月23日