ブラッドリー・クーパー インタビュー 夢の新薬があったら…「もちろん飲むよ!」
小説の筆も進まず、恋人にも愛想を尽かされるという人生のどん底から一転、新薬を服用した途端に急激な成功を手にするエディ。その驚異的な人生の変化を演じるのはどんな気分だったのだろう?
「確かに大きなチャレンジだったけど、まさにそれがこの役をやりたいと思った理由だったからね。一番難しかったのは、エディの話し方というか言葉遣いの変化で、語彙も増えるし、薬を飲んでいるときは言葉がつっかえたりすることはありえないわけで、言い間違いも許されないんだ。今回の撮影はすごく速く進んで、何度も撮り直しをすることがあまりなくて、実際ワンテイクで撮ったシーンが結構多かった。舞台で演じているような感じだったんだ。だからそこは大変だったけど、僕はそういうチャレンジが大好きなんだよね。それに、僕は元々すごい早口だし(笑)。だからそれに合わせて演じた感じかな」。
人生のスランプから抜け出し、小説家としての成功という夢を叶えるエディ。ブラッドリー自身も、本作である憧れの俳優との共演の夢を実現させた。その人物とは、ロバート・デ・ニーロ。エディをウォール街の闇へと引きこみ、翻弄していく投資家・カールを演じている。「人生最大の忘れられない経験になったよ。