2012年5月18日 22:08
『ザ・マペッツ』監督が明かす、マペットたちと過ごした現場 彼らが愛される理由
これだけ大勢の“スター”マペットを束ねるのはさぞかし大変だったようにも思うが、実際の現場はどんなものだったのだろうか?
「ミュージカル・コメディは得意だからそう言った面では不安はなかったんだけれども、マペットを使った作品を手がけたことはなかったから、技術的なことを急いでマスターする必要があったという点では大変だったね。一番苦労したのは、パペティアー(マペットを操るスタッフ)たちがフレームの中に映り込まないようにショットを工夫しなければならなかったことだった。マペットたちの全身を撮影するのが難しかったので、上半身のショットが多くなるなど、ショットのバリエーションがかなり限られてしまう。そのうえ、人間たちと一緒のシーンで違和感のないように見せなければならないからね。僕にとってはそういった体験全てが初めてだったので、撮影しながらいろいろと学んでいったよ。でもすごい楽しかったよ」。
アメリカで人気を博したTVコメディシリーズ「Flight of the Conchords」では、アメリカンドリームを夢見てニュージーランドからはるばるN.Y.で活動を始める若きミュージシャンたちを主人公に描いていたボビン監督。