シネマカフェ的海外ドラマvol.262 音楽とドラマのステキな関係 第4回
がいるのは事実。オーウェン役のケヴィン・マクキッド、ベイリー役のチャンドラ・ウィルソン、レクシー役のカイラー・リーら、ミュージカル・エピソードの中心を担ったキャストたちはバンドマンからブロードウェイ経験者まで、全員確かな歌唱力の持ち主です。
また、ミュージカル・エピソードと言えば、SFドラマ「フリンジ」もシーズン2の第19話で敢行。こちらは、本国の放送局FOXが「音楽を取り入れたエピソードを放送せよ!」との粋な指令を1週間限定で各番組に向けて出し、それに応えて制作されたものでした。謎が謎を呼ぶスリリングな展開の「フリンジ」ですが、このエピソードでは雰囲気を変え、オリヴィア役のアナ・トーヴやウォルター役のジョン・ノーブル、ブロイルズ役のランス・レディックらが歌声を披露。特別イベント的な趣きで放送されたエピソードのため、出来栄え自体は愛嬌溢れるものではありましたが、なかには美声を轟かせて株を上げたキャストも。やはり海外ドラマの世界では、「多くの俳優が歌って踊れる」ようです。
そんな中、現在アメリカでは新ドラマ「Nashville」が放送中。
カントリーミュージック界を中心に展開する音楽ドラマで、長年君臨してきたスターの座から転落しつつあるベテランと、エネルギッシュで野心的な若手シンガーの攻防が繰り広げられていきます。