くらし情報『『フランケンウィニー』木村カエラインタビュー「白黒の中にこそ、色が見える」』

『フランケンウィニー』木村カエラインタビュー「白黒の中にこそ、色が見える」

次々に生まれてくる命が、本当に愛おしくて可愛いくって、毎日家で一緒に遊んだりしていました。一番最初に飼った子たちが2年くらい生きて亡くなっちゃったときに、『このたくさんの子たちが亡くなるの…?』って子供ながらに思って。死んじゃったときの感覚って、忘れられないですよね。やっぱり離れたくないし、土の中に埋めたくないっていう状態になりました。ヴィクターみたいに甦らせるというよりは、“起きるんじゃないかな?”と信じてずっと手で温め直したりしてたけど、やっぱり無理なんですよね…。だから、『埋めなさい』って言われて渋々埋めてあげました」。

主人公にそっと寄り添いながら、音や歌詞を作り上げていったカエラさん。「私は奇妙なものや、色の毒々しさみたいなもの、ポップ過ぎないダークなものがもともと好きで。
ティム・バートン監督の作品をずっと観て育ってきてるから、きっとそれが強く根づいてきていまがあると思うんです」と自身の創作活動について語るが、バートン監督の特徴でもある“色使い”を一切排除した今回の白黒3Dの世界はどうだったのだろうか。「白黒で、色がないっていう感覚が観た後に全くなかったんですよ。それをね、観に行ってくれた人は感じ取ってくれるんじゃないかなって思うんですけど、すごく映画自体に色が見えて、白黒だからこそ想像力が沸くんです。

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