アン・ハサウェイ インタビュー ヒュー・ジャックマンは「とてもディープな人」?
「自分の作品に対して彼はとてもクレイジーに打ち込むのよ(笑)」と、演出方法について紐解いていく。
「トムの素晴らしいところは、共感してくれること、思いやりが深いこと、それが嬉しかったわ。特に痛みの大きい場所(演技)に辿り着かなければならないとき、一緒にそこへ来てくれるの。私が一人で座っていたら、その隣に座って涙してくれる、私の役に共感してくれる、キャラクターの痛みを理解してくれていると思うと自信を感じることができるし、より監督を信頼できるものなの。トムは、見た目は落ち着いているけれど、とても情熱的なのよ。正直、彼以外だったらこの『レ・ミゼラブル』は作ることができなかった、こういう作品にはならなかったって思うわ」。
そして、撮影の現場にいた俳優たちですら「完成した映画を観て、一体あの映画をどうやって作ったの?どうやって完成させたの?って思ってしまったわ!もう、魔法ね!」と唸らせてしまうのが、オスカー監督の手腕。実際、これだけ有名で誰もが知っている物語でありながらも深く感動させることができるのは、ある意味“魔法”だ。
また、2時間半という長さを感じさせないのは、監督の魔法だけでなく、俳優たちがふりかけた魔法でもある。