アン・ハサウェイ インタビュー ヒュー・ジャックマンは「とてもディープな人」?
でも、ちょっとイケナイところもあるのよ。実はとってもいたずら好きなの(笑)」と、優しく微笑む。映画スターであると同時にトニー賞に輝くミュージカル・スターとしても活躍するヒューとの共演は、アンにとって実りあるものだったに違いない。また、ファンテーヌが娘・コゼットを想う母の愛、ジャン・バルジャンが血の繋がりを超えてコゼットに注ぐ無償の愛、コゼットと恋人・マリウスの純粋な愛、さまざまな愛が詰まっている作品であることも役者魂をそそったに違いない。けれども、「グラマラスな役よりも醜い役の方が興奮するの」と作品選びについて話す瞬間、その瞳は一瞬にして凛々しくなる。
「やっていて面白い役、演じ甲斐のある役ほどグラマラスなものとは掛け離れていることが多い気がするの。個人的にもスクリーンで自分が醜く見える方がグラマラスでいるよりも興奮するわ。まあ、ドラァグクイーンにとっては別でしょうけどね(笑)。
今後やってみたい役?そうね、男性の役も演じてみたいし、より訛りのある役も演じてみたい。そのときに一番難しいと思えるものにチャレンジしてみたいの!」。
2001年に『プリティ・プリンセス』で映画デビューを飾った若き乙女は、2006年の『プラダを着た悪魔』で一躍スターダムに上りつめ、2008年の『レイチェルの結婚』で賞レースを競うステージへと舞い降りた。