アン・ハサウェイ インタビュー ヒュー・ジャックマンは「とてもディープな人」?
特にアンの登場シーンは、決して多いとは言えないが、彼女が最初に投げかける愛を観客はラストまで抱き続けることだろう。アンもファンテーヌによって刻まれる愛について、心を大きく動かされたと言う。
「そうね、私も完成した映画を観たとき、彼女の存在をずっと感じ続けることができた。それはとても嬉しいことだったわ。愛は何をも越えるということ、人に対して優しい気持ちを持つこと、どんなに恐ろしい状況であっても(愛し合う)お互いさえいえればやっていけるということ、それをどう見せるのか、どう演じるのか、自分にとってもエキサイティングだった」と言葉に力が入る。そして、ファンテーヌ以上に、主人公ジャン・バルジャンは物語全体を引っぱって行く大きな責任があり、それを演じきったヒュー・ジャックマンに「毎日驚かされ続けたわ!」と、その凄さを称える。
「彼を一言で例えるなら…そうね、とてもディープな人。ディープという言葉は、ときに英語で誠実ではない意味に響くことのある言葉でもあるけれど、彼は本当に良い意味でディープな人なの。
知的で、才能があって、魂があって、ユーモアがあって、チャーミングで…。いままで共演してきたどの人よりもエゴのない人、一緒に共演する相手のことを盛り上げてくれる素晴らしい俳優よ。