2013年9月3日 18:09
「マッドメン」に見る…60年代N.Y.オールドファッション
そんな「マッドメン」のファッションリーダーと言えば、かつてはドン・ドレイパーの愛妻にして、誰もが羨む美人主婦のベディ(ジャニュアリー・ジョーンズ)だった。
成功した男であるドンは妻が美しさを保つことにも理解があるようで、家庭を華やかにしながら安心感も演出する“貞淑な妻ファッション”、夫のオフィスを訪ねる際の“エレガントな妻ファッション”、夫の取引相手との会食やパーティに着用するゴージャスなドレスと、ベティはシーンに合わせたファッションを通し、まさに溜め息ものの美しさを見せつけてきた。
しかし、ドンとベディの結婚生活はいまや終焉を迎え、前シーズンのラストでドンは若い美人秘書・メーガン(ジェシカ・パレ)と電撃婚約。晴れてベテラン広告マンの若妻となったメーガンには華があり、その艶やかで柄づかいも上手く、カラフルかつハイセンスな装いが観る者を楽しませてくれる。
物語の進行に合わせ、ファッション事情にも変化が訪れるのが「マッドメン」の細やかで心憎いところ。最新シーズンは、「マッドメン」の新ファッションリーダー誕生に注目すべきシーズンでもある。「MAD MEN マッドメン」シーズン5は9月3日(火)