オドレイ・トトゥ、主演作で恋愛観を語る「遊び心がなければ、恋は退屈」
というアレンジも。2人の幸せな日々はクロエの病によって崩れ始めてしまうが、「いままでの暮らしが美しかった分、その人生の不当さは観る者に響くと思うの」と語った。
さらに、ゴンドリー監督の演出によって「ラブストーリーに遊び心が加わった」とも。「遊びの要素がなければ、恋愛だって退屈するでしょ?私はロマンチストな人間よ。その方が楽しいもの」と恋愛観も披露してくれた。
また、著述家の湯山玲子氏は、本作で描かれる恋愛からは「ウキウキ気分を現実に取り戻すこと、という教訓も読み取れる」と語る。「セックスとプロポーズの期待だけという殺伐とした恋愛しか知らない、いまの恋人たちに必要なのは、スケートやダンスに興じるデートの世界」と、本作の見どころを紹介する。
キュートで残酷、悲痛で幸せ。
そんな相反する魅力を放つ大人の愛の物語。人恋しくなる秋、胸を締め付けられるような切ない恋愛に酔いしれてみては?
『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』は10月5日(土)より新宿バルト9、シネマライズほか全国にて公開。
(丸山こずえ(cinema名義))
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ムード・インディゴ~うたかたの日々~ 2013年10月5日より新宿バルト9・シネマライズほか全国にて公開
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