2013年11月19日 12:42
【インタビュー】檀れい 苦悩と挑戦の20代、30代を経て、40代も「試練は続く」
目に見えない部分だからこそ、心の中は激しく動いていないといけない――そういう意識で臨みました」。
繰り返しになるが、愛菜ちゃんの演じる過去と八千草さんが紡ぐ未来のパートを自分の目で見ることはできない。檀さんは深川栄洋監督の判断を信じ、全てを委ねた。深川作品への出演は『ガール』に続き2作目。『ガール』では檀さんのそれまでのイメージを覆す、若作りの“イタい”お局OL・お光を演じたが、このときの経験が深川監督への全幅の信頼へと繋がっている。
「あのとき、監督がお光という役をどう考えているのか?お伺いしたくてクランクインする前に時間をいただいたんですが、ストレートな答えはいただけず、監督自身も悩んでる感じだったんです。『これはお断りした方が…』とも思ったけど、そこは監督も『いや、この役は檀さんにぜひ!』と譲らないんです(笑)。そうまで仰っていただけるならとお引き受けしたんですが、衣裳選びから『ああでもない、こうでもない』って感じで、何度も話し合って…インする前は眠れなかったです。
いつも以上にドキドキしながら現場に入ったんですが、途中でセリフが飛んだりという普段は起こらないことが次々と起こって、テンパった状態で初日を終えて…。