「こじらせるだけ、こじらせて」元祖“こじらせ女子”が贈る応援歌…映画『受難』
だがそんな監督も、現在36歳を迎え、「やっと自分を受け入れることができるようになった」という。映画を通し、「いっそ、こじらせるだけ、こじらせてみてもいいんじゃないかな。結局他人にいうことなんて他人事なんで、人と比較しない自分なりの“幸福感”ってあってもいいんじゃないかと思いますね」と、元こじらせ女子・代表として恋に悩む現代女性たちにエールを贈る。
見事に転身を果たした異色監督が描き出すのは、官能映画の範疇を超えた、こじらせ女子たちへの“応援歌”かもしれない。
『受難』は12月7日(土)より全国にて公開。
(上原礼子(cinema名義))
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受難 2013年12月7日より全国にて公開
(C) 2013姫野カオルコ・文藝春秋/「受難」製作委員会
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