【インタビュー】クリント・イーストウッドの息子が語る、父と作る“映画音楽”
と同時に、やるんだったら本気でやれとも言われたよ(笑)」。
幼い頃から音楽に触れ、現在は仕事として音楽の世界に生きる彼にとって、今回の映画『ジャージー・ボーイズ』で描かれる「ザ・フォー・シーズンズ」はどういう存在だったのだろうか。
「昔からジャズを始めR&Bやポップス、50~60年代のものをよく聴いていたこともあって、とりわけ僕自身が生まれる前の音楽が好きなんだ。もちろん、『ザ・フォー・シーズンズ』も好きだよ。『Oh, What A Night』なんかは、子どもの頃、ラジオから流れていたのをよく覚えている。だから、父が『ザ・フォー・シーズンズ』を映画化すると聞いて、この映画はきっと面白いものになるだろうと思ったし、『ザ・フォー・シーズンズ』というバンドが結成される様子やミュージシャンとしてのキャリアがスタートするところから始まる物語にも興味を持ったんだ」。
映画の歌曲作曲の中心になっているのは、「ザ・フォー・シーズンズ」のメンバーであり、数々の大ヒット曲を世に送り出したソングライターでもあるボブ・ゴーディオ。そのなかで、カイルは「よりドラマティックにシーンを盛り上げるための音楽を担当した」