気鋭の表現者・杉野希妃、斎藤工出演『欲動』ほか衝撃の2作連続公開
サラに対する思いを恋と錯覚する望人は、少年であり続けるために自らある行動をとるが…。
杉野さんが演じるサラに、性行為を強要される少年という難役を演じたのは、『桐島、部活やめるってよ』、『アゲイン 28年目の甲子園』、杉野作品である『ほとりの朔子』、『マンガ肉と僕』など話題作に多数出演する若手実力派の太賀。さらにベテラン俳優・佐野史郎が脇を固め、モーツァルトの旋律にのせながら禁断の世界を紡いでいく。
杉野さんは、自身も体当たりで挑んだ『禁忌』について、「和島監督がオリジナルで書かれた『禁忌』の脚本を最初に読んだとき、衝撃を受けました。類を見ない三角関係の物語、これまで演じたことのない難しいキャラクターに挑戦してみたいと強く惹かれました」とコメント。
さらに『欲動』については、「6年前からの企画です。バリ島という生命力溢れる場所に、三津谷さんと斎藤さんの孤独な佇まい、無駄なものを削ぎ落とした美しさが一層映えます」と明かす。
「『欲動』も『禁忌』も、究極の場に立たされた人たちを描いています。
主人公は抑圧されながらも何かを渇望し、ある時にその欲望を制御できなくなる。女性独特の熱情を表現できたらと思いました」