デビュー半年で映画主演! 全力疾走する新星“瀧内公美”という女
この作品の撮影時は、まだこの世界に入って一年くらいのときだったので右も左も分からなかったのですが、私が次の撮影現場で困らないよう、撮影の技術面を沢山教えてくださり、不安を消してくださる有難い存在でした。笹野さんに出逢えたことがこの映画での財産の一つでもあります」とその存在の大きさは計り知れなかったようだ。
本作の役どころ然り、今回のインタビューでの独特の言葉のチョイス然り、何やらただならぬモノを感じさせる瀧内さん。
女優になったきっかけを聞いてみると、「元々女優さんのお仕事には興味があったのですが、なかなか機会はありませんでした。大学をきっかけに上京をしましたが4年生を迎えたとき、就職も決まらず、自身が何がやりたいのか、何をしに東京にいるのか迷っていました。そんな時に身近で映画のエキストラの募集があり、気分転換も兼ね現場に行った所、好きな映画監督さんの指導、役者さんのお芝居を近くで見てこの世界に魅了され、現在の事務所に応募をしました」という答えが。
なんとも飾らない女優。そんな彼女がなりふり構わず劇中では、キラキラとした目で孤独な老人を見つめ、ギラギラした目で襲い掛かる…全力疾走だからこその怪演だ。