2014年12月19日 19:45
【インタビュー】『わたしのハワイの歩きかた』監督が語る驚きのハワイロケ…エキストラと俳優の境界線
しかし、そこからの苦労は大きかったようだ。
――「何を撮るんだろう?」って、思いますよね?
そうですね(笑)。昔、美容師として仕事で一回だけ19歳のときに行ったっきりで、いまのハワイの現状をまったく知らなかったんです。ただ、“スローライフ”とか“自分探し”とかそういうのとは違う映画を作りましょう、というところから、わりと弾けた元気な映画を作ろうというところからスタートしました。
――本作には魅力的なレストランや地元の方しか知らないような素敵なお店や場所がたくさん登場しますが、ロケハンは大変だったのでは?
現地の情報やストーリーラインは一度脚本家の高田さんと話して、日本でまとめて行ったんです。現地に着いてからは、それを確かめに行く作業という感じでした。さらに、いい題材とかいい話があるとまた取り入れてという形で、最初はネットやいろんなもので一回調べてベースを作って、で現地に行って、膨らませて。こういう設定だから、こう変えようか?と進めていきましたね。
ロケハン自体は最初に1週間くらい滞在して、その後に撮影込みで1か月ちょっとくらいハワイで過ごしました。――日本の撮影部隊が海外とのカルチャーギャップに苦しむという話はよく聞きますが、『わたしのハワイの歩きかた』チームが経験した最も大変だったことは?
海外なのでもちろんですが、都合上、限られた撮影時間内に撮りきらなきゃいけなくて、それが一番大変でした。