マーク・ラファロの振り幅がスゴすぎ! オスカーノミネートの実力派に注目
その成果となる劇中の白熱した試合のシーンは必見だ。
また、よりデイヴに近づけるため、徹底的な外面改造も行った。広く後退した毛髪、それに反するように激しく蓄えられたヒゲ、レスリングなどの寝技系のファイター達によく見られる耳の変形などもきちんと再現、さらには大きく筋肉質なレスリング選手としての肉体、特徴的なデイヴの構え、動き、スタイルなどを体得し、まさにパッと見、ラファロとは気づかないほどのビジュアルへと変化させていった。
「単に役を脚色するのとは異なり、実在の人間を演じるということは、確かに責任がある。僕は自分の能力の限りを尽くして、デイヴに敬意を表したかった」と語り、徹底した役づくりを見せたラファロ。今年は『アベンジャーズ』の続編となる『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』も控えており、ハルクことブルース・バナーとして再び登場する予定だ。振り幅の広さを示し続けるマーク・ラファロに、これからも目が離せない。
『フォックスキャッチャー』『はじまりのうた』は全国にて公開中。
(text:cinemacafe.net)
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フォックスキャッチャー 2015年2月14日より新宿ピカデリーほか全国にて公開
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