ゆうばり映画祭グランプリを過去最高齢50歳監督が受賞! AV業界描いた異色作
(Photo:cinemacafe.net)
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」のクロージングセレモニー&授賞式が2月22日(日)に開催され、グランプリにAV業界の一端を描いた、自身もAV監督である50歳の森川圭監督による『メイクルーム』が選ばれた。
これまでクエンティン・タランティーノや入江悠など若き才能を発掘し、若手監督の登竜門というイメージの強い「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」だが、50歳はグランプリ受賞監督としては過去最高齢となる。
『メイクルーム』は森川監督が自身の経験やメイクスタッフへの取材を基に、AV撮影現場のメイクルームでのドタバタを描いた群像劇。森川監督は約30年前に助監督としてキャリアをスタートさせ、元「AKB48」の中塚智実主演のホラー作品『エクステ娘 劇場版』で商業映画の監督を務めたこともあるが、基本的には「AVをメインで撮影、監督してきた」とのこと。4年ほど前に本作の元となる舞台を自ら制作し小劇場で上演したが「舞台でしかできないものをという思いで作ったつもりでしたが、十分に映画で行けると思った」とプロットやセリフ、設定などはそのままに、本物のAV女優を起用して今回の映画を制作した。